
ガラス食器のおしゃれな使い方。おすすめのプレートやボウルたちを集めました。
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料理を涼やかに飾れる、ガラスの食器たち。
皆さんはガラスの食器、お使いでしょうか。お刺身とか冷やし中華くらいで、使いみちが限られそうで手を出しづらい。なんてイメージが私の中にはありました。
しかし実際に使ってみると案外いろいろ使えるし、なんにせよ料理が、そして食卓が楽しくなることに気付いたのです。
というわけで、今回はCRAFT STOREのデザイナー 清水がプレート、ボウル、小鉢などなど色々なガラスの食器に、色々な料理を合わせて使い方を考えてみました。

ガラスの食器のイイところ。
ガラス食器をおすすめしたい理由は、なんといっても「飾れる」ところ。
きらきらと光を反射するガラス食器。冷製パスタなど涼やかさを添えたい料理や、前菜を盛り付けてパーティでゴージャス感を出したい時、カットしたフルーツを盛り付けるなどなど、ここぞという時に使えばバシッと映える一皿に仕上がるのです。
メインディッシュでも副菜でも、「勝手に小粋な一品になる」という感じが使っていて楽しかったりします。

今回試したのは、ガラスのプレートやボウル、小鉢の基本の食器に加えて、サンデーグラスというちょっと変わり種も。
CRAFT STOREのアイテムを実際に使いながら、ガラス食器のおすすめの使い方をご紹介していきます。
結構使える、ガラスのプレート
まずは定番、冷やし中華を盛り付けてみました。
陶磁器ではなく、きらきらと透き通ったガラスの器にすることでいつもの料理がちょっと垢抜ける。これがガラス食器の面白いところだと思います。

吉沼硝子のガラスプレート「自遊 サークル」は、器としてスタンダードなリムプレート型なので、あらゆる料理に合わせやすい形。
汁気のあるものも盛れる深さがあり、フチに向かってカーブがあるからスプーンで具をすくうような料理も食べやすい。
プレートで冷製スープをいただく、なんておしゃれな使い方にも適しています。
素麺アレンジや、冷たいうどんを。
夏に美味しい素麺。手軽でもあるけど、普通にめんつゆで食べるのは飽きたわ。なんて時に作りたくなるのが素麺のアレンジレシピ。ここでもガラスのプレートは大活躍なのです。
たとえば明太子や青葉、少しのめんつゆと混ぜ合わせれば冷製パスタ風に。

写真では、冷たいうどんに大根おろし、温泉卵をのせて醤油で頂きました。
とってもシンプルなメニューですが、きらめくガラスのプレートが「なんかちょっとおしゃれな料理」感を演出してくれます。
カレーも意外とあり。
カレーを盛り付けてみたら、案外悪くない感じに。夏野菜を添えて、暑い季節のカレーを涼しげに演出するのも乙かもしれません。食べやすく、いい形です。


ガラスのプレートで、ちょっと豪華に。
どう使ったらいいの?という点で、sghr (スガハラ)の「billow plate (ビロープレート)」は王者でしょう。
水面の表情の時を止めたかのような、趣あるデザインのガラスプレートです。

独創的なデザインだから、良いレストランで出てくるような、周りにソースを垂らすような料理を…なんて構えることはありません。
たとえばパックのお刺身を移し替えるだけでほら、なんだかちょっと良いお刺身に見えてきませんか。

パーティのおつまみを華やかに。
買ってきた生ハムやチーズなど、おつまみを並べるだけでも良い感じ。ピンチョス的なアペタイザーを並べても間違いなし。
きらきらと華やかに光を反射するから、ホームパーティで映えるプレートに。「お〜」という声が聞こえてきそうです。

勝手にちょっといい料理風。
たこの刺し身にオリーブオイルと塩コショウ、トマトやイタリアンパセリなど適当な具材を散らしたお手軽カルパッチョ。
レシピとしてはこれだけなのですが、レストランで出てきそうな感じになるのがガラスの魔法。

こちらのビロープレートも、冷製パスタなど汁気の少ない麺類をちょこんと盛り付ければ瞬時にレストラン風に。


他にも、CRAFT STOREではユニークなデザインのガラスプレートをそろえています。


ガラスのボウルは万能型。
ガラス食器でいちばん馴染みがあるのはボウルかもしれません。
サラダに冷奴、素麺や丼ものに至るまで、ガラスのボウルは万能型なのです。

大きいガラスボウルは、涼を楽しむ食べ物の代表格、素麺を盛り付けたくなりますね。
なかなか大きい廣田硝子の「吹雪 大鉢」は、2~4人前くらいの素麺に敵したサイズ感。

ガラスはサラダをフレッシュに魅せる。
レタスや水菜などなど、生野菜のサラダもおすすめ。いつものサラダでも、ガラスのみずみずしい表情が野菜の新鮮さを際立たせてくれます。

ガラスボウルで海鮮丼を涼しげに。
ガラスの涼やかさはお魚と相性抜群。ということで、海鮮丼も良い感じに。ガラスボウルなら、とろろをかけた丼も食べやすい。
「吹雪 大鉢」は大ぶりですが、一人前を盛り付けても高級感が出るのでおすすめ。余白の美というやつです。

もちろんボウルに冷製パスタや冷やし中華を合わせるのもアリ。

透けを生かしておしゃれにきめる。
「吹雪 多用鉢」のガラスの透け具合を活かして、カラフルなキューブサラダを盛り付けてみました。
透明なガラス食器ほどくっきり見えない透け感だから、モザイク状に中身が見えてとてもかわいく出来上がりました。

ガラスのボウルはこちら


ガラスの小鉢でヌケ感を。
そば猪口は蕎麦だけならず、というのは以前のコラムでお伝えしましたが、ガラスのそば猪口や小鉢は、手軽に食卓のコーディネートに涼感を添えられる名脇役。

Sghr(スガハラ)の「スケボトル 猪口」は、形やハリの美しさ、薄さもさることながら用途を選ばずマルチに使えるアイテムです。
たとえばミニトマトや薬味など、ちょっと添えたいものに大活躍。もちろんグラスとしてもお使いいただけます。

冷製ポタージュを注いでみたら、一層涼しげな装いに。スプーンを使わなくても頂けるのは地味に嬉しいポイント。
ガラスの小鉢、そば猪口はこちら


テンションがあがるサンデーグラス。
今最高に推したいのは「サンデーグラス」。
あんまり耳にしないかもしれませんが、本来の使い方ではアイスやパフェなどのデザートを盛る、脚がついた背が低めの器のこと。

デザートだけならず、おつまみやポテサラなどのちょっとした副菜を盛り付けるとそれだけで華やかに。
適当に盛ってもテンションが上がる器として、個人的にとっても気に入っています。

サンデーグラスはこちら


ガラスの食器は楽しい。
ここまでガラスの食器の可能性を試してみましたが、やっぱりガラス食器は面白いな!と個人的に再認識。
いつもの料理もガラス食器に盛り付ければ、良い意味で派手さが加わるのがとっても面白く「勝手に小粋な一皿になる」という感覚がありました。
ガラスって使い方が限られそう、と思われていた方もぜひ一度、ガラスの食器ライフをお試しあれ。

器の使い方を探るシリーズ。
そば猪口は蕎麦だけならず。いろいろな使い方と、おすすめを集めました。青は料理を鮮やかにみせる。ブルーの食器の使い方とおすすめたち。