大正浪漫 そば猪口

創業120年あまりのガラスの老舗メーカー「廣田硝子」より、ユニークなデザインの「大正浪漫」シリーズが届きました。ひと目見たら忘れない乳白色の柄は、見ているだけでも楽しめそうなそば猪口です。

大正浪漫 そば猪口 波

特徴はなんといっても、ぼやっと乳白色に光っているかのような不思議な柄。実際に光っているわけではありません。

「乳白硝子」という、大正時代に愛されていた技法。絵付けではなく、型の凸凹によって柄を作っています。型から出して冷やし、次は成形するための型へ。その過程で発生する急激な温度変化を利用した、高度な職人技です。

現代ではなかなか目にすることができなかった乳白硝子が、廣田硝子の職人の手によって蘇りました。

柄は波、十草、つなぎ格子の3種類を選びました。どれも光を集めて、そこに留めているようなドリーミーな感じ。眺めていたくなる美しさは「浪漫」の名にも頷けます。

透明なガラスに浮かぶ乳白色の柄に、奥ゆかしさや儚さすら感じてしまうほど。どの角度からも美しい柄は、誰もが目で楽しめるものだと思います。

繊細そうに見えますが、意外としっかりとした厚みと重みに安心感があります。

重ねてスタッキングができるので、食器棚でも場所を取らないのがうれしいところ。

［上］十草、［左下］つなぎ格子、［右下］波

ガラスは素麺や蕎麦のような、涼を感じたい夏の食卓にもってこいです。小柄なサイズなので、漬物や薬味を入れて小鉢、小付として使っても食卓のアクセントになります。素麺のおつゆを入れて、柄がくっきり浮かぶ姿が良いですよね。

また緑茶を入れて、鮮やかな薄緑色に乳白色の柄が溶けるように見える姿もお気に入り。いつも使う器のなかに、夏の風情を感じさせてくれるものがあるのもいいなと思わせてくれるアイテムです。

大正浪漫 そば猪口 つなぎ格子

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