特集・コラム

【受付終了】期間限定!CRAFT定期便がはじまりました

【受付終了】期間限定!CRAFT定期便がはじまりました

全国を旅して見つけた器や雑貨をお届けするCRAFT STOREから、日本のいいものが毎月届く定期便が始まりました!実際に使って選んでいます。日本の「良いもの」をお届けするCRAFT STOREですから、あらゆる良いものに触れてきたスタッフが一つ一つ実際に使ってみて、自信を持っておすすめできるものを厳選してお届けいたします。あなたのための3つのコースCRAFT定期便では、選べる3つのコースをご案内しています。どれもきっと喜んでもらえるような、ぜひ使っていただきたい逸品です。コースその① 産地らしさがあふれる小皿まず一つ目は、日本の3つの陶磁器産地を選び、その産地らしさがあふれる小皿を選んでお届けする「産地を楽しむ小皿・豆皿」コース。たとえば〇〇焼っていうけど、どんなものなの?何が特徴なの?と気になっている方や、器入門としてもおすすめするコース。産地のことや、お届けした器のことがちょっとわかるミニ解説書もお付けしています。第一回目は、長崎は波佐見焼の小皿、西花シリーズの「十草」と「ぶどう」。波佐見焼らしさがにじみ出る2枚を、波佐見焼がちょっとわかるミニ解説書と一緒にお届け致します。[craft-teikibin-small-plate]コースその② お酒にあう良いグラス次にご紹介するのは、週末のちょっとリッチな晩酌がさらに楽しみになる、お酒にあう良いグラスたちをお届けする「晩酌が待ち遠しくなるグラス」コース。第一回目は、当店でもロングセラーの「ろーたす 10ozゴブレット」。何を注いでもおしゃれに映えるけど、とっても日常使いにも使いやすいグラスです。ボウルはシンプルな円筒形だから、ハイボールから日本酒までお酒の種類も選びません。メーカーのことや、そのグラスのこと、おすすめの使い方や選ばれた理由が書かれたミニ解説書もお付けしています。[craft-teikibin-glass]コースその③ カレーが美味しく食べれるお皿最後に紹介するのは、カレーが美味しく食べられるお皿を選び、それに合うオリジナルカレーのレシピをお届けする「カレーが美味しい器とレシピ」コース。なんとか焼の良い器だからって身構えることなく、誰もが好きなカレーという身近な料理で器を楽しんでいただきたい。そこには、良い器だからこそ日常で使っていただきたいという思いがあります。「カレー皿」として括っているものの、カレーが食べれるお皿は幅広く何にでも使い回せるものです。色々な料理とともにお楽しみください。第一回目は、有田焼の2016/arita「Teruhiro Yanagihara ボウル200」。あえてあしらわれたムラの表情が美しいボウルです。レシピの載ったミニ解説書と一緒にお届けいたします。[craft-teikibin-curry-plate]月に一度お届けします。「CRAFT 定期便」は月に一度、毎月1日に定期でお品をお届けするサービスです。各コースは全3回の定期便で、3ヶ月にわたりお品をお届け致します。お値段は「産地を楽しむ小皿・豆皿」コースが定期便3ヶ月、全3回分の払いきり、「晩酌が待ち遠しくなるグラス」コースと「カレーが美味しい器とレシピ」コースが定期便3ヶ月、全3回分、送料込みの払いきり価格になっております。CRAFT定期便の受付期間は2/18から2/24 17時まで。お早めにお申し込みください。※2回目、3回目にお届けするアイテムを事前にお伝えすることはございません。当店からのお便りとしてお楽しみ下さい。※定期便は、毎月1日の到着を目処にお届け致しますが、地域や天候などの条件により遅れが発生する場合がございます。CRAFT定期便を始めるにいたって長引く自粛生活で懐かしく思うのは器と旅の関係。毎年行われる陶器市をはじめ、旅行先で買った器を家で使う。お土産をもらうなんてシーンも減りましたよね。何が届くかお楽しみな定期便を始めることで、少しでもワクワクした気持ちを届けたい。ミニ解説書と一緒にお届けすることで産地を知って、自由に行き来ができるようになった時に訪ねるきっかけになりますようにと願いを込めています。CRAFT STOREは、産地とおうちをつなぐ存在になりたい。いつもそう思っています。今なら先着特典もさらに定期便をご注文いただいた方から先着100名様に、当店の人気オリジナルブランド「tayfull (テイフル)」のゴールドスプーンをプレゼント!この機会にぜひご検討ください。

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全国を旅して見つけた器や雑貨をお届けするCRAFT STOREから、日本のいいものが毎月届く定期便が始まりました!実際に使って選んでいます。日本の「良いもの」をお届けするCRAFT STOREですから、あらゆる良いものに触れてきたスタッフが一つ一つ実際に使ってみて、自信を持っておすすめできるものを厳選してお届けいたします。あなたのための3つのコースCRAFT定期便では、選べる3つのコースをご案内しています。どれもきっと喜んでもらえるような、ぜひ使っていただきたい逸品です。コースその① 産地らしさがあふれる小皿まず一つ目は、日本の3つの陶磁器産地を選び、その産地らしさがあふれる小皿を選んでお届けする「産地を楽しむ小皿・豆皿」コース。たとえば〇〇焼っていうけど、どんなものなの?何が特徴なの?と気になっている方や、器入門としてもおすすめするコース。産地のことや、お届けした器のことがちょっとわかるミニ解説書もお付けしています。第一回目は、長崎は波佐見焼の小皿、西花シリーズの「十草」と「ぶどう」。波佐見焼らしさがにじみ出る2枚を、波佐見焼がちょっとわかるミニ解説書と一緒にお届け致します。[craft-teikibin-small-plate]コースその② お酒にあう良いグラス次にご紹介するのは、週末のちょっとリッチな晩酌がさらに楽しみになる、お酒にあう良いグラスたちをお届けする「晩酌が待ち遠しくなるグラス」コース。第一回目は、当店でもロングセラーの「ろーたす 10ozゴブレット」。何を注いでもおしゃれに映えるけど、とっても日常使いにも使いやすいグラスです。ボウルはシンプルな円筒形だから、ハイボールから日本酒までお酒の種類も選びません。メーカーのことや、そのグラスのこと、おすすめの使い方や選ばれた理由が書かれたミニ解説書もお付けしています。[craft-teikibin-glass]コースその③ カレーが美味しく食べれるお皿最後に紹介するのは、カレーが美味しく食べられるお皿を選び、それに合うオリジナルカレーのレシピをお届けする「カレーが美味しい器とレシピ」コース。なんとか焼の良い器だからって身構えることなく、誰もが好きなカレーという身近な料理で器を楽しんでいただきたい。そこには、良い器だからこそ日常で使っていただきたいという思いがあります。「カレー皿」として括っているものの、カレーが食べれるお皿は幅広く何にでも使い回せるものです。色々な料理とともにお楽しみください。第一回目は、有田焼の2016/arita「Teruhiro Yanagihara ボウル200」。あえてあしらわれたムラの表情が美しいボウルです。レシピの載ったミニ解説書と一緒にお届けいたします。[craft-teikibin-curry-plate]月に一度お届けします。「CRAFT 定期便」は月に一度、毎月1日に定期でお品をお届けするサービスです。各コースは全3回の定期便で、3ヶ月にわたりお品をお届け致します。お値段は「産地を楽しむ小皿・豆皿」コースが定期便3ヶ月、全3回分の払いきり、「晩酌が待ち遠しくなるグラス」コースと「カレーが美味しい器とレシピ」コースが定期便3ヶ月、全3回分、送料込みの払いきり価格になっております。CRAFT定期便の受付期間は2/18から2/24 17時まで。お早めにお申し込みください。※2回目、3回目にお届けするアイテムを事前にお伝えすることはございません。当店からのお便りとしてお楽しみ下さい。※定期便は、毎月1日の到着を目処にお届け致しますが、地域や天候などの条件により遅れが発生する場合がございます。CRAFT定期便を始めるにいたって長引く自粛生活で懐かしく思うのは器と旅の関係。毎年行われる陶器市をはじめ、旅行先で買った器を家で使う。お土産をもらうなんてシーンも減りましたよね。何が届くかお楽しみな定期便を始めることで、少しでもワクワクした気持ちを届けたい。ミニ解説書と一緒にお届けすることで産地を知って、自由に行き来ができるようになった時に訪ねるきっかけになりますようにと願いを込めています。CRAFT STOREは、産地とおうちをつなぐ存在になりたい。いつもそう思っています。今なら先着特典もさらに定期便をご注文いただいた方から先着100名様に、当店の人気オリジナルブランド「tayfull (テイフル)」のゴールドスプーンをプレゼント!この機会にぜひご検討ください。

シンプル便利な暮らし方。これ1つで2通り使えるアイテムたち

シンプル便利な暮らし方。これ1つで2通り使えるアイテムたち

日々の暮らしでの「めんどくさい」。たとえば、まな板出したくない、洗い物したくない、その負の感情は生き物として何ら間違ってはいません。道具の進化が追いついていないのです。そんな「めんどくさい」を少しでも和らげるであろう、「これ一つで2役、3役できちゃう」アイテム達を集めました。まな板にも、お皿にもなる。CHOPLATEちょっとだけものを切りたい時に「えーまな板出すのヤダー」という瞬間、しばしばあることと思います。かといってお皿の上で切ると表面に傷がついちゃうし、ナイフの刃も鈍りやすいので良いことがありません。そこでCHOPLATEの出番というわけです。買ってきたお惣菜をレンジでチンしてそのまま切ったりと、料理をする未満のさっと済ませるご飯にとてもありがたい。まな板を洗わなくていいだけでも、とっても楽。もちろん、電子レンジ、食洗機OK。CHOPLATE 1,870円ita longちゃんとまな板ではあるけど、テーブルに出せるというアプローチなのが「EAトCO (イイトコ)」シリーズの「ita」。プラスチック製ですが、ブラックで細長い形というのは意外と他に無いですよね。普段遣いのまな板としての使いやすさを犠牲にせず、食卓にもそのまま置けるデザインだから、普段からちょっとしたおしゃれ、しかも楽な食卓ができちゃうというわけ。Ita Long(イタ ロング) 1,870円料理して、そのまま保存。深型角バット&トレープロも愛する高品質な調理器具を手掛ける「仔犬印」のバット。和え物をしたりと料理に使え、そのまま冷蔵庫に収まりやすいコンパクトなサイズで、作りおきにもピッタリ。ステンレス製だから大変に丈夫、そうそう壊れることはないでしょう。たとえば熱々のカレーを注いでも早く冷めやすく、粗熱をとりやすいのもありがたいところ。フラットエッジ深型角バット・トレー 3,190円9°9°(クド)は、電子レンジでチン、そのまま食卓に出せて、そのまま冷蔵庫で保存できる、いうなれば3wayの容器。調理道具なのか、お皿と言ったら良いのかカテゴリに困るくらいです。忙しい人の味方、レンチン時短料理が一層はかどります。プラスチックらしからぬ色と質感が食器としても良い塩梅で、テーブルにそのまま出しても雑なご飯感がありません。お客様の声 5 なんて使い勝手のいい器でしょう。レンジも冷凍庫もOKということで、形と色の良さにも後押しされ購入したのですが大正解でした。 9° (クド) 2,640円キッチンからそのまま食卓へ。pot dishコンロで火にかけ、そのまま食卓にもっていける有田焼 pot dish。シンプルなデザインで、想像以上に薄く、軽く、丈夫な磁器で取り回しやすい。もちろんオーブンもOKです。熱々で提供したい煮込みハンバーグから、麻婆豆腐まで和洋中問わず使いやすいのです。お客様の声 5 直火もオーブンもイケるし、そのままテーブルにも乗せれるので洗い物も減るし、なんだかスマートな器です。 pot dish 2,750円Kokuryu同じく火にかけられる器、というコンセプトの萬古焼、Kokuryu。平べったいPOT DISHに比べて小柄で、ラーメン丼に近い1,2人前分の容量です。陶器製で保温性があり、見た目よりも意外と軽い。金たわしでこすってもOKという強さを持っています。火からあげても食べ終わるまで結構温かいから、カセットコンロを使わずお手軽に一人鍋をしても良し。温かい料理のレパートリーが充実するのです。とっても楽な方向でいけば、冷凍うどんと具材を茹でて、つゆの素を注げば洗い物はこれ一つで完了。大変にスマートです。お客様の声 5 お値段高めで 悩みましたが 買って良かった!冷凍の おうどんも 水餃子も ビビンバも 一人前ずつ チャチャっとできて後片付けも簡単。冷めない事も この冬に買って正解。今まで使ってた一人前の 土鍋、処分しました。 KOKURYU 4,400円

シンプル便利な暮らし方。これ1つで2通り使えるアイテムたち

日々の暮らしでの「めんどくさい」。たとえば、まな板出したくない、洗い物したくない、その負の感情は生き物として何ら間違ってはいません。道具の進化が追いついていないのです。そんな「めんどくさい」を少しでも和らげるであろう、「これ一つで2役、3役できちゃう」アイテム達を集めました。まな板にも、お皿にもなる。CHOPLATEちょっとだけものを切りたい時に「えーまな板出すのヤダー」という瞬間、しばしばあることと思います。かといってお皿の上で切ると表面に傷がついちゃうし、ナイフの刃も鈍りやすいので良いことがありません。そこでCHOPLATEの出番というわけです。買ってきたお惣菜をレンジでチンしてそのまま切ったりと、料理をする未満のさっと済ませるご飯にとてもありがたい。まな板を洗わなくていいだけでも、とっても楽。もちろん、電子レンジ、食洗機OK。CHOPLATE 1,870円ita longちゃんとまな板ではあるけど、テーブルに出せるというアプローチなのが「EAトCO (イイトコ)」シリーズの「ita」。プラスチック製ですが、ブラックで細長い形というのは意外と他に無いですよね。普段遣いのまな板としての使いやすさを犠牲にせず、食卓にもそのまま置けるデザインだから、普段からちょっとしたおしゃれ、しかも楽な食卓ができちゃうというわけ。Ita Long(イタ ロング) 1,870円料理して、そのまま保存。深型角バット&トレープロも愛する高品質な調理器具を手掛ける「仔犬印」のバット。和え物をしたりと料理に使え、そのまま冷蔵庫に収まりやすいコンパクトなサイズで、作りおきにもピッタリ。ステンレス製だから大変に丈夫、そうそう壊れることはないでしょう。たとえば熱々のカレーを注いでも早く冷めやすく、粗熱をとりやすいのもありがたいところ。フラットエッジ深型角バット・トレー 3,190円9°9°(クド)は、電子レンジでチン、そのまま食卓に出せて、そのまま冷蔵庫で保存できる、いうなれば3wayの容器。調理道具なのか、お皿と言ったら良いのかカテゴリに困るくらいです。忙しい人の味方、レンチン時短料理が一層はかどります。プラスチックらしからぬ色と質感が食器としても良い塩梅で、テーブルにそのまま出しても雑なご飯感がありません。お客様の声 5 なんて使い勝手のいい器でしょう。レンジも冷凍庫もOKということで、形と色の良さにも後押しされ購入したのですが大正解でした。 9° (クド) 2,640円キッチンからそのまま食卓へ。pot dishコンロで火にかけ、そのまま食卓にもっていける有田焼 pot dish。シンプルなデザインで、想像以上に薄く、軽く、丈夫な磁器で取り回しやすい。もちろんオーブンもOKです。熱々で提供したい煮込みハンバーグから、麻婆豆腐まで和洋中問わず使いやすいのです。お客様の声 5 直火もオーブンもイケるし、そのままテーブルにも乗せれるので洗い物も減るし、なんだかスマートな器です。 pot dish 2,750円Kokuryu同じく火にかけられる器、というコンセプトの萬古焼、Kokuryu。平べったいPOT DISHに比べて小柄で、ラーメン丼に近い1,2人前分の容量です。陶器製で保温性があり、見た目よりも意外と軽い。金たわしでこすってもOKという強さを持っています。火からあげても食べ終わるまで結構温かいから、カセットコンロを使わずお手軽に一人鍋をしても良し。温かい料理のレパートリーが充実するのです。とっても楽な方向でいけば、冷凍うどんと具材を茹でて、つゆの素を注げば洗い物はこれ一つで完了。大変にスマートです。お客様の声 5 お値段高めで 悩みましたが 買って良かった!冷凍の おうどんも 水餃子も ビビンバも 一人前ずつ チャチャっとできて後片付けも簡単。冷めない事も この冬に買って正解。今まで使ってた一人前の 土鍋、処分しました。 KOKURYU 4,400円

美味しくて便利な「まぶし」を使い倒す。休みの食べもの Vol.5

美味しくて便利な「まぶし」を使い倒す。休みの食べもの Vol.5

30近い二人の男が、休日の自宅でいろんな料理と器を試してみる企画「休みの食べもの」。 第5弾の今回は、かつお節がベースの粉末調味料「ばあちゃん食堂の万能まぶし」の可能性を探っていきます。 登場人物 こいぬまさん:料理が上手いせいで休日に撮影に呼び出されるデザイナー。 清水(筆者):休日に写真を撮りながら飲んで食べるデザイナー。 こちらの万能まぶし、「ばあちゃん食堂」の名の通り実際に福岡県うきは市のおばあちゃん達がつくっているのだそうで、主な素材は国産のかつお節、昆布、塩、砂糖と実にシンプルです。 意外と細かい粉なんだね。よくある魚粉かと思ったけど、いやな臭みとか苦味がない。 おっとこれは美味しいぞ…なんだろう、ちゃんとした素材使ってる感がある。 お味を確認したら、試してみたい料理のアイデアを出してスーパーで買い出し。こんな感じで毎回ぶっつけ本番でお送りしています。食後のアイスクリームも買いました。 まぶし茸パスタ。 それでは実験、というか料理を始めていきましょう。まずはきのこのパスタからです。 しめじや舞茸をオリーブオイルで炒め、塩こしょうで味付け、醤油をちょびっと垂らして香り付け。あとは「万能まぶし」をふりかけてスパゲッティと和えるだけの超シンプルなパスタです。 どんどんまぶしちゃおうねえ〜 あっまぶしちゃうおじさんだ。割烹の換気扇から出てきそうな香りしてきたなあ 盛り付けにもササッとふりかけて、華やかに追い鰹をキメます(違います)。どうでもいい話ですが幼い頃、追い鰹って海の中で鰹を追いかければ追いかけるほど美味しくなることなのかと思っていました。今考えるとあんまりですよね、鰹としても。 既にいい香りがしまくっています。それでは実食。 あっこれは、うまい!かつお節単体よりしつこくない感じ。 本当に魚介な香りがいい。手軽に魚介パスタみたいな風味が出るのはいいなあ! これで864円か。いいな、これ やすいよね、そんなに減るもんじゃないからね。 パスタはしっかりと香りにまぶしの存在感があって、想像以上に美味しい出来でした。つい盛り上がってしまいました。 まぶしそば。 お次は蕎麦です。とはいえ、ふつうのお蕎麦には絶対合うでしょう。これは実験ですから、あえてまぜそばに合わせてみました。 多めのごま油、醤油とお酢を茹で上げた蕎麦にかけ、適当な野菜を添えるだけ。お好みでラー油もどうぞ。「万能まぶし」をささっとふりかけ、よく混ぜていただきます。 おおお、何も感じない! 酢とかごま油の味とにおいが強すぎるんですね。 ということで、主張の強い料理にまぶすと、華やかな香りは流石に負けることがわかりました。ここは無理に戦わず、引きましょう。 まぶしおむすび。 白米に合わないわけがないとは思うものの、俵むすびを試してみました。コロコロころがして側面にまぶしていきます。 ある程度水を吸ってくれるから、指がベタベタしないよね、海苔の代わり。...

美味しくて便利な「まぶし」を使い倒す。休みの食べもの Vol.5

30近い二人の男が、休日の自宅でいろんな料理と器を試してみる企画「休みの食べもの」。 第5弾の今回は、かつお節がベースの粉末調味料「ばあちゃん食堂の万能まぶし」の可能性を探っていきます。 登場人物 こいぬまさん:料理が上手いせいで休日に撮影に呼び出されるデザイナー。 清水(筆者):休日に写真を撮りながら飲んで食べるデザイナー。 こちらの万能まぶし、「ばあちゃん食堂」の名の通り実際に福岡県うきは市のおばあちゃん達がつくっているのだそうで、主な素材は国産のかつお節、昆布、塩、砂糖と実にシンプルです。 意外と細かい粉なんだね。よくある魚粉かと思ったけど、いやな臭みとか苦味がない。 おっとこれは美味しいぞ…なんだろう、ちゃんとした素材使ってる感がある。 お味を確認したら、試してみたい料理のアイデアを出してスーパーで買い出し。こんな感じで毎回ぶっつけ本番でお送りしています。食後のアイスクリームも買いました。 まぶし茸パスタ。 それでは実験、というか料理を始めていきましょう。まずはきのこのパスタからです。 しめじや舞茸をオリーブオイルで炒め、塩こしょうで味付け、醤油をちょびっと垂らして香り付け。あとは「万能まぶし」をふりかけてスパゲッティと和えるだけの超シンプルなパスタです。 どんどんまぶしちゃおうねえ〜 あっまぶしちゃうおじさんだ。割烹の換気扇から出てきそうな香りしてきたなあ 盛り付けにもササッとふりかけて、華やかに追い鰹をキメます(違います)。どうでもいい話ですが幼い頃、追い鰹って海の中で鰹を追いかければ追いかけるほど美味しくなることなのかと思っていました。今考えるとあんまりですよね、鰹としても。 既にいい香りがしまくっています。それでは実食。 あっこれは、うまい!かつお節単体よりしつこくない感じ。 本当に魚介な香りがいい。手軽に魚介パスタみたいな風味が出るのはいいなあ! これで864円か。いいな、これ やすいよね、そんなに減るもんじゃないからね。 パスタはしっかりと香りにまぶしの存在感があって、想像以上に美味しい出来でした。つい盛り上がってしまいました。 まぶしそば。 お次は蕎麦です。とはいえ、ふつうのお蕎麦には絶対合うでしょう。これは実験ですから、あえてまぜそばに合わせてみました。 多めのごま油、醤油とお酢を茹で上げた蕎麦にかけ、適当な野菜を添えるだけ。お好みでラー油もどうぞ。「万能まぶし」をささっとふりかけ、よく混ぜていただきます。 おおお、何も感じない! 酢とかごま油の味とにおいが強すぎるんですね。 ということで、主張の強い料理にまぶすと、華やかな香りは流石に負けることがわかりました。ここは無理に戦わず、引きましょう。 まぶしおむすび。 白米に合わないわけがないとは思うものの、俵むすびを試してみました。コロコロころがして側面にまぶしていきます。 ある程度水を吸ってくれるから、指がベタベタしないよね、海苔の代わり。...

鉄瓶って本当に良いの?ユニロイの鉄瓶で比較してみました。

鉄瓶って本当に良いの?ユニロイの鉄瓶で比較してみました。

鉄瓶、比べてみました。「良い」とは聞きつつも本当に良いのかわからなくて、なかなか手を出せていなかった鉄瓶。世界一軽い鋳物ホーロー鍋で有名な「ユニロイ」から鉄瓶が届いたこの機会に、どんな違いがあるのか簡単に実験してみました。分厚くても熱伝導よし。今回はオフィスにあるステンレス製のケトルと「ユニロイ 鉄瓶」で比較をしてみました。まずはお湯の沸くはやさ。一応公平を期すために、同じ分量の水を同時に、同じ強さの火にかけて湯沸かしスタート。厚みのある鉄の鋳物の「ユニロイ 鉄瓶」と薄いステンレスのケトルでは、後者が勝るかなと勝手に予想していました。が、意外なことにお湯が沸くタイミングは殆ど変わらず。厚みがあっても、鉄の鋳物の熱伝導率の良さが発揮された結果でした。お湯の味が明らかに変わる続いてはお味を比べてみよう。AとBのカップに分けて注ぎ、わからないように試飲してもらいます。デザイナーの小井沼さんに被験者になってもらいました。 ぜんぜん違う‥Bは普通のお湯って感じだけど、Aはお湯になにか入ってるって感じだ ほんとだ、明らかに違う。どっちがどっちか隠すまでもないくらい違う。 鉄分、あるいはカルシウムやマグネシウムのおかげでしょうか、だいぶ味が違います。とはいっても鉄や金属の臭い、いわゆる金気ではありません。これが鉄瓶で沸かした白湯が「まろやか」と表現される所以でしょう。たしかにほっこりと、どこかとろっとしているような感覚があります。これだけでも白湯を飲むのが習慣になりそうです。お茶の味も変わる次に、それぞれのお湯で急須でお茶を淹れてみました。今回も茶葉と湯の量、蒸らし時間は合わせました。注いでみると、若干色が違うように見えます。実際お茶のタンニンと鉄分が反応するのだそう。それでは飲み比べ。 うーん、普通のお湯で淹れた方はさっぱりという感じ。鉄瓶は濃さがある気がするかな たしかになんだろうなんだろう、少し渋みが増すと言うか、中身がある気がする。 白湯ほどわかりやすい結果ではないものの、違いが感じられました。お茶やコーヒーを楽しむ方は、好んで鉄瓶を使うというのはよく聞く話ですが、白湯の味が露骨に変わるのは驚きの結果でした。白湯を飲む習慣にしたい方にはおすすめです。また鉄分が不足していると感じる方は、同じく鉄分が摂取できるという鉄のフライパンと合わせて日常的に使うといいかも。以上鉄瓶の実験、ご参考ください。IHも使えるユニロイ 鉄瓶 11,000円sencha 10,560円鍋島 青磁 煎茶碗 2,420円

鉄瓶って本当に良いの?ユニロイの鉄瓶で比較してみました。

鉄瓶、比べてみました。「良い」とは聞きつつも本当に良いのかわからなくて、なかなか手を出せていなかった鉄瓶。世界一軽い鋳物ホーロー鍋で有名な「ユニロイ」から鉄瓶が届いたこの機会に、どんな違いがあるのか簡単に実験してみました。分厚くても熱伝導よし。今回はオフィスにあるステンレス製のケトルと「ユニロイ 鉄瓶」で比較をしてみました。まずはお湯の沸くはやさ。一応公平を期すために、同じ分量の水を同時に、同じ強さの火にかけて湯沸かしスタート。厚みのある鉄の鋳物の「ユニロイ 鉄瓶」と薄いステンレスのケトルでは、後者が勝るかなと勝手に予想していました。が、意外なことにお湯が沸くタイミングは殆ど変わらず。厚みがあっても、鉄の鋳物の熱伝導率の良さが発揮された結果でした。お湯の味が明らかに変わる続いてはお味を比べてみよう。AとBのカップに分けて注ぎ、わからないように試飲してもらいます。デザイナーの小井沼さんに被験者になってもらいました。 ぜんぜん違う‥Bは普通のお湯って感じだけど、Aはお湯になにか入ってるって感じだ ほんとだ、明らかに違う。どっちがどっちか隠すまでもないくらい違う。 鉄分、あるいはカルシウムやマグネシウムのおかげでしょうか、だいぶ味が違います。とはいっても鉄や金属の臭い、いわゆる金気ではありません。これが鉄瓶で沸かした白湯が「まろやか」と表現される所以でしょう。たしかにほっこりと、どこかとろっとしているような感覚があります。これだけでも白湯を飲むのが習慣になりそうです。お茶の味も変わる次に、それぞれのお湯で急須でお茶を淹れてみました。今回も茶葉と湯の量、蒸らし時間は合わせました。注いでみると、若干色が違うように見えます。実際お茶のタンニンと鉄分が反応するのだそう。それでは飲み比べ。 うーん、普通のお湯で淹れた方はさっぱりという感じ。鉄瓶は濃さがある気がするかな たしかになんだろうなんだろう、少し渋みが増すと言うか、中身がある気がする。 白湯ほどわかりやすい結果ではないものの、違いが感じられました。お茶やコーヒーを楽しむ方は、好んで鉄瓶を使うというのはよく聞く話ですが、白湯の味が露骨に変わるのは驚きの結果でした。白湯を飲む習慣にしたい方にはおすすめです。また鉄分が不足していると感じる方は、同じく鉄分が摂取できるという鉄のフライパンと合わせて日常的に使うといいかも。以上鉄瓶の実験、ご参考ください。IHも使えるユニロイ 鉄瓶 11,000円sencha 10,560円鍋島 青磁 煎茶碗 2,420円

小さい出会い、長い付き合い vol.1 「ハンカチのあの子」

小さい出会い、長い付き合い vol.1 「ハンカチのあの子」

惹きつけられるように、何気なく偶然出会った“もの”が、生涯の相棒になったり、特別で忘れられない贈り物になったり。そんな、不思議な「ものとの出会い」をエッセイストの中前結花さんが綴る連載エッセイ「小さい出会い、長い付き合い」。今回はずいぶん古い関係の同僚とのお話です。「きっとこの子とは、そう仲良くはできないだろうなあ」というのが、彼女とはじめて出会ったときの印象だった。正確には「仲良くしてもらえない」のほうが正しかったかもしれない。彼女は、程よく社交的で、程よく慎ましかった。程よくおしゃれな洋服に身を包んで微笑む姿は、なんだかとても清潔感があって、何もかもがこの場に相応しいと思った。翌年に入社する学生を集めた、内定者懇親会での出来事である。わたしは、と言えば右も左も前も後ろもわからぬ東京で、大荷物を抱えてもたもたとするばかりだった。東京生まれ、東京育ちの彼女にはずいぶんと野暮ったく見えていただろう。「立食パーティ」とはなんだろうか。それは10年以上経った今でもよくわからないのだけれど、とにかく翌春から住む街は、よく知る兵庫県の山奥とは目に映るすべてが違っていたのだ。おまけに、忘れっぽくてひどくズボラな自分。彼女にもまた、わたしとは何もかも違うとそのとき感じていた。けれど、次に彼女に抱いたのは、「きっとこの子となら、大きく揉めたりはしないだろう」という前向きなのか後ろ向きなのかよくわからない想いだった。その頃には予定通り入社し、わたしたちは社会人になっていた。4人1組で行う研修で同じチームメイトだと知ったとき、「ああ、よかった。この子なら、人と大きく揉めるほど意地を張ったり、意地の悪いことを言ったりは絶対にしないだろう」と思った。微かながら、そういった信頼は出会った頃から絶えずあった気がする。わたしとは違うけれど、わたしよりきっと常識的でやさしい人だ、そんなふうに彼女のことを見ていた。チームメイトと過ごす時間は、想像をはるかに超える長さだった。必要があれば週末に集まることもあった。その頃には、彼女ともずいぶん打ち解け、「なあんだ、仲良くできるじゃないか」と、抱いていた印象が誤りであったことに気づく。距離がうんと近くなった彼女は、程よくくだけたり、程よく弱音やかわいい悪態も聞かせてくれるようになっていたのだ。けれど、きっと彼女のことをこんなに好きで仕方がなくなったのは、あの一言がきっかけだったと思う。ある月曜日の朝のことだった。「あのね、土曜日にハンカチ買ったんだ。かわいいんだよ。」彼女はとても嬉しそうに微笑みながら、そうおしえてくれた。そのときこの子は、毎日の小さな出来事もとても丁寧に喜ぶことができる人なんだなと思った。きっとそのハンカチも、すごく大切にするのだろう。彼女には、大きなことも小さなことも、毎日良いことばかり起きればいいな。席でスプリングコートを脱ぎながら、わたしはそんなことを考えていた。「あのね、来週赤ちゃん生まれるんだよ」そんな報告を聞いたのは数ヶ月前のことだ。互いに会社を辞め、それでもわたしたちの関係は続き、よく飲んで、よく話し込み、いつも終電を逃した。あるとき新宿でぶらぶら歩く帰り道、彼女は「わたしたちって、何話すのも全然恥ずかしくないよね。なんでだろ」と言ったことがある。「たしかに」とわたしは大きく頷く。10年の時を越えた今でも、彼女との距離感はいつも程よく変わらず、とても気持ちいい。けれど、弱い部分も嫌な部分も見せられる、不思議な関係へと成長していた。失恋だって片想いだって、どんな失敗も山ほど話した。ずっとずっとこんな関係が続くといいなと、チカチカと眩しい街を歩きながらわたしは思う。そして、ようやく短めの食事にでも久々に誘おうかと連絡したのが数ヶ月前だった。そのとき、「何があるかわからないし、言えなかったんだけどね」と前置きをして、彼女は子どもが産まれることをおしえてくれたのだ。文面だけで、そんな大きな喜びを丁寧に丁寧に噛み締めていることが、わたしにはとてもよくわかった。そして翌週には無事、なあんにも知らない天使のような女の子の写真が送られてきた。映っている手は驚くほど小さくて、それでもこんなに大きな「嬉しいこと」をわたしたちに運んでくれる。「何を贈ろうか」とは悩まなかった。わたしは、彼女にもしも子どもが生まれたなら「積み木」をあげたいとずっとずっと決めていたのだ。彼女は日々の小さな出来事も丁寧に喜ぶことができる人だった。そして、丁寧な仕事と気遣いでいつも人を助けてくれ、そんな姿は誰からも信用された。ひとつ一つを積み上げる、そんな意味が込められそうな積み木を知って、いちばんに贈りたいと考えていた。名前は「TAMENTORI」といった。木製の積み木だ。北海道の旭川でつくられているもので、それは彼女が大好きな広大な自然の地だった。0歳から遊べるもので、触ったり握ったりするだけでも、木の質感や形による感触の違いを感じて五感を養ってくれるという。実際に触らせてもらうと、木のいい香りが鼻先をくすぐり、大きく呼吸をしたくなった。そして、そこにハンカチを添えたいとわたしは考える。きっと、ママになった彼女にはタオル生地がいいだろう。「お疲れさま」とあの日眩しく笑っていた彼女にも使ってもらえるものを贈りたい。「きっとこの子とは、そう仲良くはできないだろうなあ」というのが、彼女とはじめて出会ったときの印象だった。けれど、わたしの第一印象はちっともアテにならない。今では彼女のことがこんなに愛しい。まだ信じられないけど、ママになったんだね。心からおめでとう。中前結花エッセイスト・ライター。元『minneとものづくりと』編集長。現在は、エッセイの執筆やブランドのコピーなどを手がける。ものづくりの手間暇と、蚤の市、本とコーヒーが好き。Twitter:@merumae_yukaTAMENTORI tsumiki 5,360円「小さい出会い、長い付き合い」 他のストーリー小さい出会い、長い付き合い vol.2 「クリスマスのお詫び」小さい出会い、長い付き合い vol.3 「ミシン台と海色の書斎」小さい出会い、長い付き合い vol.4 「レジャーシートは魔法のじゅうたん」小さい出会い、長い付き合い vol.5 「ぐいっと呑むもの、呑まないもの」

小さい出会い、長い付き合い vol.1 「ハンカチのあの子」

惹きつけられるように、何気なく偶然出会った“もの”が、生涯の相棒になったり、特別で忘れられない贈り物になったり。そんな、不思議な「ものとの出会い」をエッセイストの中前結花さんが綴る連載エッセイ「小さい出会い、長い付き合い」。今回はずいぶん古い関係の同僚とのお話です。「きっとこの子とは、そう仲良くはできないだろうなあ」というのが、彼女とはじめて出会ったときの印象だった。正確には「仲良くしてもらえない」のほうが正しかったかもしれない。彼女は、程よく社交的で、程よく慎ましかった。程よくおしゃれな洋服に身を包んで微笑む姿は、なんだかとても清潔感があって、何もかもがこの場に相応しいと思った。翌年に入社する学生を集めた、内定者懇親会での出来事である。わたしは、と言えば右も左も前も後ろもわからぬ東京で、大荷物を抱えてもたもたとするばかりだった。東京生まれ、東京育ちの彼女にはずいぶんと野暮ったく見えていただろう。「立食パーティ」とはなんだろうか。それは10年以上経った今でもよくわからないのだけれど、とにかく翌春から住む街は、よく知る兵庫県の山奥とは目に映るすべてが違っていたのだ。おまけに、忘れっぽくてひどくズボラな自分。彼女にもまた、わたしとは何もかも違うとそのとき感じていた。けれど、次に彼女に抱いたのは、「きっとこの子となら、大きく揉めたりはしないだろう」という前向きなのか後ろ向きなのかよくわからない想いだった。その頃には予定通り入社し、わたしたちは社会人になっていた。4人1組で行う研修で同じチームメイトだと知ったとき、「ああ、よかった。この子なら、人と大きく揉めるほど意地を張ったり、意地の悪いことを言ったりは絶対にしないだろう」と思った。微かながら、そういった信頼は出会った頃から絶えずあった気がする。わたしとは違うけれど、わたしよりきっと常識的でやさしい人だ、そんなふうに彼女のことを見ていた。チームメイトと過ごす時間は、想像をはるかに超える長さだった。必要があれば週末に集まることもあった。その頃には、彼女ともずいぶん打ち解け、「なあんだ、仲良くできるじゃないか」と、抱いていた印象が誤りであったことに気づく。距離がうんと近くなった彼女は、程よくくだけたり、程よく弱音やかわいい悪態も聞かせてくれるようになっていたのだ。けれど、きっと彼女のことをこんなに好きで仕方がなくなったのは、あの一言がきっかけだったと思う。ある月曜日の朝のことだった。「あのね、土曜日にハンカチ買ったんだ。かわいいんだよ。」彼女はとても嬉しそうに微笑みながら、そうおしえてくれた。そのときこの子は、毎日の小さな出来事もとても丁寧に喜ぶことができる人なんだなと思った。きっとそのハンカチも、すごく大切にするのだろう。彼女には、大きなことも小さなことも、毎日良いことばかり起きればいいな。席でスプリングコートを脱ぎながら、わたしはそんなことを考えていた。「あのね、来週赤ちゃん生まれるんだよ」そんな報告を聞いたのは数ヶ月前のことだ。互いに会社を辞め、それでもわたしたちの関係は続き、よく飲んで、よく話し込み、いつも終電を逃した。あるとき新宿でぶらぶら歩く帰り道、彼女は「わたしたちって、何話すのも全然恥ずかしくないよね。なんでだろ」と言ったことがある。「たしかに」とわたしは大きく頷く。10年の時を越えた今でも、彼女との距離感はいつも程よく変わらず、とても気持ちいい。けれど、弱い部分も嫌な部分も見せられる、不思議な関係へと成長していた。失恋だって片想いだって、どんな失敗も山ほど話した。ずっとずっとこんな関係が続くといいなと、チカチカと眩しい街を歩きながらわたしは思う。そして、ようやく短めの食事にでも久々に誘おうかと連絡したのが数ヶ月前だった。そのとき、「何があるかわからないし、言えなかったんだけどね」と前置きをして、彼女は子どもが産まれることをおしえてくれたのだ。文面だけで、そんな大きな喜びを丁寧に丁寧に噛み締めていることが、わたしにはとてもよくわかった。そして翌週には無事、なあんにも知らない天使のような女の子の写真が送られてきた。映っている手は驚くほど小さくて、それでもこんなに大きな「嬉しいこと」をわたしたちに運んでくれる。「何を贈ろうか」とは悩まなかった。わたしは、彼女にもしも子どもが生まれたなら「積み木」をあげたいとずっとずっと決めていたのだ。彼女は日々の小さな出来事も丁寧に喜ぶことができる人だった。そして、丁寧な仕事と気遣いでいつも人を助けてくれ、そんな姿は誰からも信用された。ひとつ一つを積み上げる、そんな意味が込められそうな積み木を知って、いちばんに贈りたいと考えていた。名前は「TAMENTORI」といった。木製の積み木だ。北海道の旭川でつくられているもので、それは彼女が大好きな広大な自然の地だった。0歳から遊べるもので、触ったり握ったりするだけでも、木の質感や形による感触の違いを感じて五感を養ってくれるという。実際に触らせてもらうと、木のいい香りが鼻先をくすぐり、大きく呼吸をしたくなった。そして、そこにハンカチを添えたいとわたしは考える。きっと、ママになった彼女にはタオル生地がいいだろう。「お疲れさま」とあの日眩しく笑っていた彼女にも使ってもらえるものを贈りたい。「きっとこの子とは、そう仲良くはできないだろうなあ」というのが、彼女とはじめて出会ったときの印象だった。けれど、わたしの第一印象はちっともアテにならない。今では彼女のことがこんなに愛しい。まだ信じられないけど、ママになったんだね。心からおめでとう。中前結花エッセイスト・ライター。元『minneとものづくりと』編集長。現在は、エッセイの執筆やブランドのコピーなどを手がける。ものづくりの手間暇と、蚤の市、本とコーヒーが好き。Twitter:@merumae_yukaTAMENTORI tsumiki 5,360円「小さい出会い、長い付き合い」 他のストーリー小さい出会い、長い付き合い vol.2 「クリスマスのお詫び」小さい出会い、長い付き合い vol.3 「ミシン台と海色の書斎」小さい出会い、長い付き合い vol.4 「レジャーシートは魔法のじゅうたん」小さい出会い、長い付き合い vol.5 「ぐいっと呑むもの、呑まないもの」

CRAFT STOREはおかげさまで5周年を迎えます

CRAFT STOREはおかげさまで5周年を迎えます

みなさまのおかげで5周年2017年2月1日、CRAFTSTORE は産声を上げました。当時は数えるほどのスタッフしかおらず、1件のご購入があるたびにみんなで喜んでいたことを思い出します。▲2017年冬の三越伊勢丹での体験型ストアそれから5年、大きくなってきた今でも感謝の気持ちは相変わらず、暮らしをもっと楽しくするべく一同力を尽くしております。面白くなっていきますから、 これからもよろしくお願いいたします。5周年を記念して様々な企画をご用意。そんな5周年を迎えるCRAFT STORE。様々な企画をご用意いたしました。いつもお越しいただいてる方も、そうでない方も、この機会にぜひ当店でのお買い物をお楽しみください。【毎月のちょっとした贈りもの】スマホ壁紙用オリジナルカレンダーをプレゼント5周年記念ということで、ささやかながら皆さまに日頃の感謝を込めて、月のはじめにCRAFT STOREのスマホ壁紙用オリジナルカレンダーをプレゼントいたします。スクリーンショットで画像を保存していただき、ぜひ待ち受け画面としてお使いください!取得方法CRAFT STOREの公式Instagramアカウントのストーリーズ、もしくはハイライト「オリジナルカレンダー」から入っていただき、スクリーンショットで画像を保存。待ち受け画面にお使いください。※各スマホの最適サイズはご用意しておりませんのでご了承ください。※トリミングなどの対応はみなさまで調整いただけますと幸いです。 Instagramアカウントはこちら【このキャンペーンは終了しました】【購入者限定】おばあちゃん食堂の「万能まぶし」プレゼントキャンペーン CRAFT STORE開店から5周年を記念して、合計5,500円(税込)以上ご注文のお客様へ、福岡にある『ばあちゃん食堂』の「万能まぶし」を、先着200名様にプレゼント!みなさまへの感謝を込めて、心ばかりの品をお届けいたします。数量限定となりますので、この機会にぜひ、お買い物をお楽しみください。おみくじを引いて当たったクーポンはこちらでも使えますよ。開催期間2022年1月21日 (金) - プレゼント配布分終了まで キャンペーンについてはこちら【このキャンペーンは終了しました】くらふとおみくじ2022おみくじの結果に応じてクーポンがもらえる「くらふとおみくじ」を開催中。ハズレなし!最大5,000円分OFFのクーポンをプレゼントいたします。さらにこのおみくじ、1日1回引けるので、ぜひ毎日挑戦してみてくださいね。そしておみくじの結果をTwitterでシェアして、CRAFT STOREの5周年を盛り上げましょう!みなさんのご参加、お待ちしております。開催期間2022年1月11日 (火) - 2022年1月31日 (月) 23:59このキャンペーンは終了しました。獲得されたクーポンは期限まで引き続きご利用いただけます。 くらふとおみくじ会場はこちら今年もよろしくお願いいたします。CRAFT STOREでは今年も、日本のいいもの、新作のオリジナルアイテムを多数ご紹介していきます。また、みなさんが喜んでくれるようなたくさんの企画もどんどん準備しております。ほんとにたくさん登場する予定なので、スタッフみんなバタバタしていますが、みなさまに1日でも長く、当店のアイテムでいい暮らしをしていただけるよう、頑張ってまいります。ぜひお楽しみに。2022年もCRAFT STOREをよろしくお願いいたします。

CRAFT STOREはおかげさまで5周年を迎えます

みなさまのおかげで5周年2017年2月1日、CRAFTSTORE は産声を上げました。当時は数えるほどのスタッフしかおらず、1件のご購入があるたびにみんなで喜んでいたことを思い出します。▲2017年冬の三越伊勢丹での体験型ストアそれから5年、大きくなってきた今でも感謝の気持ちは相変わらず、暮らしをもっと楽しくするべく一同力を尽くしております。面白くなっていきますから、 これからもよろしくお願いいたします。5周年を記念して様々な企画をご用意。そんな5周年を迎えるCRAFT STORE。様々な企画をご用意いたしました。いつもお越しいただいてる方も、そうでない方も、この機会にぜひ当店でのお買い物をお楽しみください。【毎月のちょっとした贈りもの】スマホ壁紙用オリジナルカレンダーをプレゼント5周年記念ということで、ささやかながら皆さまに日頃の感謝を込めて、月のはじめにCRAFT STOREのスマホ壁紙用オリジナルカレンダーをプレゼントいたします。スクリーンショットで画像を保存していただき、ぜひ待ち受け画面としてお使いください!取得方法CRAFT STOREの公式Instagramアカウントのストーリーズ、もしくはハイライト「オリジナルカレンダー」から入っていただき、スクリーンショットで画像を保存。待ち受け画面にお使いください。※各スマホの最適サイズはご用意しておりませんのでご了承ください。※トリミングなどの対応はみなさまで調整いただけますと幸いです。 Instagramアカウントはこちら【このキャンペーンは終了しました】【購入者限定】おばあちゃん食堂の「万能まぶし」プレゼントキャンペーン CRAFT STORE開店から5周年を記念して、合計5,500円(税込)以上ご注文のお客様へ、福岡にある『ばあちゃん食堂』の「万能まぶし」を、先着200名様にプレゼント!みなさまへの感謝を込めて、心ばかりの品をお届けいたします。数量限定となりますので、この機会にぜひ、お買い物をお楽しみください。おみくじを引いて当たったクーポンはこちらでも使えますよ。開催期間2022年1月21日 (金) - プレゼント配布分終了まで キャンペーンについてはこちら【このキャンペーンは終了しました】くらふとおみくじ2022おみくじの結果に応じてクーポンがもらえる「くらふとおみくじ」を開催中。ハズレなし!最大5,000円分OFFのクーポンをプレゼントいたします。さらにこのおみくじ、1日1回引けるので、ぜひ毎日挑戦してみてくださいね。そしておみくじの結果をTwitterでシェアして、CRAFT STOREの5周年を盛り上げましょう!みなさんのご参加、お待ちしております。開催期間2022年1月11日 (火) - 2022年1月31日 (月) 23:59このキャンペーンは終了しました。獲得されたクーポンは期限まで引き続きご利用いただけます。 くらふとおみくじ会場はこちら今年もよろしくお願いいたします。CRAFT STOREでは今年も、日本のいいもの、新作のオリジナルアイテムを多数ご紹介していきます。また、みなさんが喜んでくれるようなたくさんの企画もどんどん準備しております。ほんとにたくさん登場する予定なので、スタッフみんなバタバタしていますが、みなさまに1日でも長く、当店のアイテムでいい暮らしをしていただけるよう、頑張ってまいります。ぜひお楽しみに。2022年もCRAFT STOREをよろしくお願いいたします。