
涼むうつわで夏支度。素麺が美味しい器たち。
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気温と湿気がついに夏が迫っていることを感じさせる今日この頃。反射的に、体も冷たいものを求め始めてきました。
今回は夏の食べ物の代名詞「素麺を楽しむ器」というテーマで集めたアイテムを、CRAFT STORE デザイナーの清水の主観でご紹介していきます。
今までで一番、素麺が美味しい夏にしよう。
「夏の食べ物」としてまず思い浮かぶのが「素麺」。
幼い頃の夏休みには食卓に上がり過ぎたせいもあって、申し訳ないことに「手抜き料理」なんてレッテルを張っていた節がありました。
やがて時は経ち、素麺の歯ごたえ、のどごし…その奥深さを知ってしまった今では、すっかり好物の一つとなっています。

そんな素麺を、もっと美味しく楽しめる器を探そう。適当な丼に盛るのではなく、素麺のことを第一に考えて器を選んでみてもいいじゃないか。その気持ちから今回の企画は始まりました。これは私なりの、素麺に対する贖罪なのです。食材だけに
涼しさが命。フロストガラスの鉢

「そうそうこういうの」と言ってしまったほど、ザ・涼しいデザインの「吹雪 鉢」。氷から削り出したようなフロストガラスは、見ているだけで体感温度が下がって行くようです。
これほどまでに素麺が似合う涼しい器があるだろうか、というシンプルな理由で選びました。

素麺だけならず。
ガラスの鉢ってあんまり馴染みがなくて使いづらい、と思われるかも知れません。しかし使っていて気づいたのは、半透明のフロストガラスはクリアなガラスほど「食卓で浮きすぎない」こと。
陶磁器とガラスの間という感じの質感だから、涼しく頂きたい料理なら結構何にでも使えます。

角切りにしたトマトやきゅうり、キウイをオリーブオイルと塩で和えたキューブサラダ。横からうっすらと透けて見える様がかわいく、こういうカラフルな食べ物はガラスが活きるなとも発見しました。


万能、藍のストライプ。
「藍駒」シリーズの爽やかな藍色のストライプは夏っぽく、なんとなく素麺のイメージが離れなかったアイテム。
すでに大好評を頂いている「藍駒 浅鉢」でも素麺を盛ってみましたが、文句なしの相性。
この「藍ストライプ」はとっても優秀。藍が食材の色を引き立たせ、柄が余白の間をもたせる、派手すぎない適度な賑やかしとなっているのです。


そんな藍駒に、ちょっと洒落た盛り方もできる「大皿」が仲間入り。3,4人のファミリーでもシェアできる大きさです。


素麺に飽きることなかれ
余談ですが、ほんのちょっとのアレンジでガラッと変わるのが素麺。「つゆに黄身を入れると美味しいよ」なんて聞いたのでやってみると、びっくり。「さっぱり」を悪く言ったときの「物足りなさ」を、黄身の濃厚な食感が補ってくれるのです。ぜひお試しあれ。

夏の食卓におすすめの器
GOSU

[gosu]
sghr ナツ 17cm 丸皿


sghr billow plate


H2O


そさら(sosara)

[sosara]