特集・コラム

楽しく迷う結婚祝い。自宅にも欲しいアイテム5選

楽しく迷う結婚祝い。自宅にも欲しいアイテム5選

大切な人の門出になにか素敵なものを贈りたいけど、好みだったり実用性だったり、何を基準に選べばよいか迷ってしまって時間がかかってしまう。そんなこんなで結局無難なものを選びがちではないでしょうか?今回は、新婚の二人の食卓に楽しみをプラスできるような、5つの優秀ギフトをピックアップしました。楽しく迷ってみてください。縁起の良さと使う人のことを考えた波佐見焼のペア食器eni(エニ) Plate230食器を贈るなら、喜んで使ってくれるものがいい。大切な人との繋がりをお祝いしたいという想いから生まれた「eni(エニ)」。末広がりで縁起が良い数字とされる「八」をイメージしたデザインと白のマットな質感が、どんな料理も引き立ててくれます。見た目だけでなく、普段使いできるのも魅力の一つ。食洗機や電子レンジにも対応しており、油汚れもさっと洗い流せるつくりになっています。食事や片付けの際に気を使わないのは嬉しいですよね。お祝いとして贈るためラッピングにもこだわっています。感謝やお祝いの気持ちを慎ましくも律儀に伝えてくれるでしょう。eni Plate ホワイトの詳細を見る祝福の気持ちを、そのまま形に能作|箸置き - 結び(5個セット)見るからにおめでたい。富山県高岡市で1916年に創業した鋳物メーカー、能作の「結び」は、縁起が良く繊細なデザインの水引をかたどった箸置きです。毎日の食卓に、または大切な人たちを招いてのお祝いの席にも彩りを添えてくれます。純度100%の錫(すす)でできているため柔らかく、"曲げて使う"という新鮮な感覚を楽しめます。使用後は一般的な箸置きと同じく水洗いで。洗剤をご使用いただけるのでお手入れがしやすいのも嬉しいポイントです。幸せを願って結ばれた水引が、大切な人へ気持ちを届けます。 能作/箸置き - 結び(5個セット)の詳細を見る現代の食卓にとけこむ有田焼1616 arita japan|TYパレスプレート(大)朝はパン!の現代人にぴったりな磁器。伝統技術を用いながら北欧風のモダンなデザインに仕上げた、有田焼の食器ブランド「1616/arita japan」の代表的な商品です。雪のような淡い色合いは和洋を問わず料理を盛り付けられるので、自然と現代のライフスタイルに馴染んでくれます。薄くて繊細なデザインの割にとても丈夫。その上、軽いのが特徴です。食器棚の肥やしになってしまいがちな特別な食器、これなら普段使いにも違和感なく使っていただけます。もちろん、その洗練されたデザインは来客時のおもてなしにも大活躍です。1616 arita japan/TYパレスプレートの詳細を見るペアルックが苦手な二人にも漆屋はやし|さくら 夫婦箸今更、ペアルックもなんだか照れる。そんな二人にも使いやすいのがこちらの夫婦箸。男性は茶、女性は朱の漆塗り加工で、箸先は朱と黒のバイカラーになっています。よく見たらペア、という落ち着いたデザインが、大人な二人にしっくりくるのでは。その名の通り、桜の木で作られているお箸。桜の枝は妊婦さんが持つことで安産祈願になると言われているので、メッセージを込めた贈り物にぴったりです。漆屋はやし/さくら 夫婦箸の詳細を見る毎日使うものだからこそこだわりを我戸幹男商店|TSUMUGI 汁椀 富士 - FUJI日本人であれば誰もが経験したことのある、温かいお味噌汁を口にしたときの安心感を、さらに引き立ててくれるこのお椀。最近、人気が高まっている和モダンデザインの食器です。2016年のグッドデザイン賞を受賞したTSUMUGIのFUJIは、使う人の長寿や幸せを願う想いが込められ、「不死」という意味を持つ富士を象っています。職人さんの手仕事だからこそ出せる美しい木目とシルエットは、置くだけでいつもの食事の風景にも、温かみをプラスしてくれます。毎日のように使うものにこそ、揺るぎのないものを。我戸幹男商店/TSUMUGI 汁椀 富士 - FUJIの詳細を見る自分用にも、と思える贈り物を以上、ついつい自分の家にも欲しくなってしまうような、優秀アイテムを紹介しました。食事をする時間は、夫婦の絆を深めていく大切なひとときです。新しく家族となった二人の食卓が、ちょっぴり楽しくなるようなプレゼントを贈ってみてはいかがでしょうか。

楽しく迷う結婚祝い。自宅にも欲しいアイテム5選

大切な人の門出になにか素敵なものを贈りたいけど、好みだったり実用性だったり、何を基準に選べばよいか迷ってしまって時間がかかってしまう。そんなこんなで結局無難なものを選びがちではないでしょうか?今回は、新婚の二人の食卓に楽しみをプラスできるような、5つの優秀ギフトをピックアップしました。楽しく迷ってみてください。縁起の良さと使う人のことを考えた波佐見焼のペア食器eni(エニ) Plate230食器を贈るなら、喜んで使ってくれるものがいい。大切な人との繋がりをお祝いしたいという想いから生まれた「eni(エニ)」。末広がりで縁起が良い数字とされる「八」をイメージしたデザインと白のマットな質感が、どんな料理も引き立ててくれます。見た目だけでなく、普段使いできるのも魅力の一つ。食洗機や電子レンジにも対応しており、油汚れもさっと洗い流せるつくりになっています。食事や片付けの際に気を使わないのは嬉しいですよね。お祝いとして贈るためラッピングにもこだわっています。感謝やお祝いの気持ちを慎ましくも律儀に伝えてくれるでしょう。eni Plate ホワイトの詳細を見る祝福の気持ちを、そのまま形に能作|箸置き - 結び(5個セット)見るからにおめでたい。富山県高岡市で1916年に創業した鋳物メーカー、能作の「結び」は、縁起が良く繊細なデザインの水引をかたどった箸置きです。毎日の食卓に、または大切な人たちを招いてのお祝いの席にも彩りを添えてくれます。純度100%の錫(すす)でできているため柔らかく、"曲げて使う"という新鮮な感覚を楽しめます。使用後は一般的な箸置きと同じく水洗いで。洗剤をご使用いただけるのでお手入れがしやすいのも嬉しいポイントです。幸せを願って結ばれた水引が、大切な人へ気持ちを届けます。 能作/箸置き - 結び(5個セット)の詳細を見る現代の食卓にとけこむ有田焼1616 arita japan|TYパレスプレート(大)朝はパン!の現代人にぴったりな磁器。伝統技術を用いながら北欧風のモダンなデザインに仕上げた、有田焼の食器ブランド「1616/arita japan」の代表的な商品です。雪のような淡い色合いは和洋を問わず料理を盛り付けられるので、自然と現代のライフスタイルに馴染んでくれます。薄くて繊細なデザインの割にとても丈夫。その上、軽いのが特徴です。食器棚の肥やしになってしまいがちな特別な食器、これなら普段使いにも違和感なく使っていただけます。もちろん、その洗練されたデザインは来客時のおもてなしにも大活躍です。1616 arita japan/TYパレスプレートの詳細を見るペアルックが苦手な二人にも漆屋はやし|さくら 夫婦箸今更、ペアルックもなんだか照れる。そんな二人にも使いやすいのがこちらの夫婦箸。男性は茶、女性は朱の漆塗り加工で、箸先は朱と黒のバイカラーになっています。よく見たらペア、という落ち着いたデザインが、大人な二人にしっくりくるのでは。その名の通り、桜の木で作られているお箸。桜の枝は妊婦さんが持つことで安産祈願になると言われているので、メッセージを込めた贈り物にぴったりです。漆屋はやし/さくら 夫婦箸の詳細を見る毎日使うものだからこそこだわりを我戸幹男商店|TSUMUGI 汁椀 富士 - FUJI日本人であれば誰もが経験したことのある、温かいお味噌汁を口にしたときの安心感を、さらに引き立ててくれるこのお椀。最近、人気が高まっている和モダンデザインの食器です。2016年のグッドデザイン賞を受賞したTSUMUGIのFUJIは、使う人の長寿や幸せを願う想いが込められ、「不死」という意味を持つ富士を象っています。職人さんの手仕事だからこそ出せる美しい木目とシルエットは、置くだけでいつもの食事の風景にも、温かみをプラスしてくれます。毎日のように使うものにこそ、揺るぎのないものを。我戸幹男商店/TSUMUGI 汁椀 富士 - FUJIの詳細を見る自分用にも、と思える贈り物を以上、ついつい自分の家にも欲しくなってしまうような、優秀アイテムを紹介しました。食事をする時間は、夫婦の絆を深めていく大切なひとときです。新しく家族となった二人の食卓が、ちょっぴり楽しくなるようなプレゼントを贈ってみてはいかがでしょうか。

革選びの基本「タンニンなめし」| 初めて選ぶならfabrik(ファブリック)のレザーアイテム

革選びの基本「タンニンなめし」| 初めて選ぶならfabrik(ファブリック)のレザーアイテム

革をなめすこと出典:unsplash.com動物の皮に触れたことはありますか?ペットを飼っている方はもちろん、牛の乳しぼり体験や、乗馬体験をしたことがある人は撫でた記憶をお持ちではないでしょうか。今、この質問に革製品を思い浮かべた方も、もしかするといらっしゃるかも。でも、実は皮の手触りは革製品になると結構かわるんです。それは、革製品を作る際には皮を「なめす」から。出典:visualhunt.comなめしと一口に言っても、様々な種類があります。その中でも「植物タンニン」を使ったなめしは、とってもすごい技術なんです。ここでは、あまり知られていないなめしの世界の一端をご紹介します。革製品のかなめ、なめしとは出典:unsplash.comそもそもなめしとは、動物の皮からタンパク質、脂肪、不純物を取り除いてやわらかくし、革製品として加工しやすくする工程なんです。安価で効率よく生産できる「クロムなめし」や、植物から抽出される"渋"を用いる「植物タンニンなめし」など、なめし方にも様々な種類があります。クロムなどの金属や化学物質のなめし剤を使った方法は、安価で効率よく生産できるため廉価な商品を中心に使用されています。対して植物タンニンなめしは、味わい深い発色や経年変化が特徴。効率性の面では劣りますが、革の表情を楽しみたい方から強い支持を得ています。革の魅力を味わい尽くせる、植物タンニン出典:unsplash.com植物タンニンなめしの革は、繊維の間に線量が入り込み肉厚で腰の強い風合いに。使い込むほどに味わいの出る革を生み出します。植物タンニンなめしの革はその革そのものの持ち味を生かした風合いを生むので、同じ革が2つとないオリジナリティのある革製品に変身します。金属を用いたなめし方とは違い、金属アレルギーがある方も安心して使えるところもグッドポイント。なめしの際に発生する排水や廃棄物はもちろん、長年の使用を経てからの焼却時にも有害物質を生まないところも、評価が高い理由の一つです。日本では、栃木で生産される「栃木レザー」が有名。地域全体で持続可能な産業を推進しており、その一環として植物なめしの製造にも力を入れています。品質と環境への優しさを兼ね備えた国産レザーとして、全国の革職人から愛される存在です。知って、選ぶ。大人のチョイス出典:unsplash.com革製品を買うにあたって今まで環境や技術に思いをはせたことはありますか?一つ一つの選択は小さいものに見えても、知識に裏打ちされた選択を繰り返すことで人生はおおきく変化していくと思うのです。今回少しだけ覗いたなめしの世界。これからは選択に際して、調べるというひと手間をかけてみるのも大人の粋な生き方ではないでしょうか。ひと手間をかけた選択は、贈り物をする際にも不可欠。大切な人への贈り物に、「あなたのことを大切に思いながら選びました」という無言のメッセージを添えられます。ここまでご紹介したところで、植物タンニンなめしの革製品にご興味を持っていただけたのではないでしょうか。CRAFTで取り扱っているレザーブランド「FABRIK」の製品は、はじめての選択にぴったり。先ほどご紹介した栃木を中心に、選び抜いた国産の植物タンニンなめし革を使用しています。「FABRIK」ではデザイン、生産、販売まで国内で一貫製造。かつて多くの手間がかかってしまうことから高価で貴重だった植物なめし製品の、安定した生産を実現しました。遊び心あふれるデザインの取り入れやすいアイテムが揃っています。世界で一つしかない革が、あなたの世界で唯一の相棒になれるように。そんな思いを込めて製作を行っています。ぜひ一度お手にとって、その心意気を感じてみてください。コインケースが取り外せるスタイリッシュな折り財布「BI-FOLD WALLET」

革選びの基本「タンニンなめし」| 初めて選ぶならfabrik(ファブリック)のレザーアイテム

革をなめすこと出典:unsplash.com動物の皮に触れたことはありますか?ペットを飼っている方はもちろん、牛の乳しぼり体験や、乗馬体験をしたことがある人は撫でた記憶をお持ちではないでしょうか。今、この質問に革製品を思い浮かべた方も、もしかするといらっしゃるかも。でも、実は皮の手触りは革製品になると結構かわるんです。それは、革製品を作る際には皮を「なめす」から。出典:visualhunt.comなめしと一口に言っても、様々な種類があります。その中でも「植物タンニン」を使ったなめしは、とってもすごい技術なんです。ここでは、あまり知られていないなめしの世界の一端をご紹介します。革製品のかなめ、なめしとは出典:unsplash.comそもそもなめしとは、動物の皮からタンパク質、脂肪、不純物を取り除いてやわらかくし、革製品として加工しやすくする工程なんです。安価で効率よく生産できる「クロムなめし」や、植物から抽出される"渋"を用いる「植物タンニンなめし」など、なめし方にも様々な種類があります。クロムなどの金属や化学物質のなめし剤を使った方法は、安価で効率よく生産できるため廉価な商品を中心に使用されています。対して植物タンニンなめしは、味わい深い発色や経年変化が特徴。効率性の面では劣りますが、革の表情を楽しみたい方から強い支持を得ています。革の魅力を味わい尽くせる、植物タンニン出典:unsplash.com植物タンニンなめしの革は、繊維の間に線量が入り込み肉厚で腰の強い風合いに。使い込むほどに味わいの出る革を生み出します。植物タンニンなめしの革はその革そのものの持ち味を生かした風合いを生むので、同じ革が2つとないオリジナリティのある革製品に変身します。金属を用いたなめし方とは違い、金属アレルギーがある方も安心して使えるところもグッドポイント。なめしの際に発生する排水や廃棄物はもちろん、長年の使用を経てからの焼却時にも有害物質を生まないところも、評価が高い理由の一つです。日本では、栃木で生産される「栃木レザー」が有名。地域全体で持続可能な産業を推進しており、その一環として植物なめしの製造にも力を入れています。品質と環境への優しさを兼ね備えた国産レザーとして、全国の革職人から愛される存在です。知って、選ぶ。大人のチョイス出典:unsplash.com革製品を買うにあたって今まで環境や技術に思いをはせたことはありますか?一つ一つの選択は小さいものに見えても、知識に裏打ちされた選択を繰り返すことで人生はおおきく変化していくと思うのです。今回少しだけ覗いたなめしの世界。これからは選択に際して、調べるというひと手間をかけてみるのも大人の粋な生き方ではないでしょうか。ひと手間をかけた選択は、贈り物をする際にも不可欠。大切な人への贈り物に、「あなたのことを大切に思いながら選びました」という無言のメッセージを添えられます。ここまでご紹介したところで、植物タンニンなめしの革製品にご興味を持っていただけたのではないでしょうか。CRAFTで取り扱っているレザーブランド「FABRIK」の製品は、はじめての選択にぴったり。先ほどご紹介した栃木を中心に、選び抜いた国産の植物タンニンなめし革を使用しています。「FABRIK」ではデザイン、生産、販売まで国内で一貫製造。かつて多くの手間がかかってしまうことから高価で貴重だった植物なめし製品の、安定した生産を実現しました。遊び心あふれるデザインの取り入れやすいアイテムが揃っています。世界で一つしかない革が、あなたの世界で唯一の相棒になれるように。そんな思いを込めて製作を行っています。ぜひ一度お手にとって、その心意気を感じてみてください。コインケースが取り外せるスタイリッシュな折り財布「BI-FOLD WALLET」

1mm単位の職人芸!「へら絞り」の世界

1mm単位の職人芸!「へら絞り」の世界

鍋、やかん、神社で見かける擬宝珠、航空機のノーズコーン、パラボラアンテナ。これらの製品にはある共通点があります。なんだと思いますか?大きさ?材質?実はこれらの製品はすべて同じ職人芸を生かして加工されたものなのです。思わぬ共通点に驚いた方も多いのではないでしょうか。そもそもわたしたちの身近な製品が、どうやってつくられたのか特別注意を払って考えたことはありますか?いつも暮らしを支えてくれているものたちを、その姿にする為日夜働く職人さんたち。今日は、その舞台裏を少し覗いてみましょう。意外と身近な職人芸「へら絞り」さきほど挙げた製品の製法、それが「へらしぼり」。減らし彫り、ではなく「へら絞り」です。今日は初めて聞く方も多いと思うこの技術について詳しくご説明することにします。まず、金属は弾性と塑性という2つの性質を持っています。弾性とは金属に力を加えたときに、反発して元にもどろうとする性質、塑性は変形したままになる性質です。へら絞り加工は金属の塑性を利用した技術です。へら絞りはヘラ押し、スピニング加工とも呼ばれています。「へら絞り」の技術は、とても高度で繊細。その技術は職人さんの手の感覚に頼る部分が大きく機械化はできない、と言われています。職人さんたちの研ぎ澄まされた感覚が、わずかミリ単位の加工を可能にしているのです。ここで一度、へら絞りの手順をおってみましょう。まずは金型をモーターが付いた「ろくろ」(へら絞り機)にセットし回転させ、そこに「へら棒」や「ローラー」を押し当てて、金型の外観へと密着させていくことで思い思いの形へと変形させます。へら絞りは、板を成形する加工法なので製品の軽量化・材料費の節約ができ、加工表面を滑らかで均質に仕上げることが可能です。成形可能な材料は鉄、ステンレス、アルミ、銅、真鍮、チタンなどの金属板。回転対称形ならばかなり複雑な形状でも成形できます。へら絞りの歴史は古く、金属精錬技術の進歩とともに発展してきました。数ミリの小さなものから4メートルを越える大きなものまで、加工することが出来ることから、大型製品、少量生産製品、高精度製品の加工において不可欠になっています。職人技をおうちにお迎えCRAFTでも、「へら絞り」で生み出された逸品を取り扱っています。それが、動画にも映っているこちら。相和シボリ工業のタンブラー90です。従来のへら絞りでは、ヘラ目の凹凸をいかに消すかが職人さんの腕の見せ所と考えられているのだそう。しかし、今回はこのヘラ目を残したデザインをプラス。手仕事ならではの風合いを活かし、へら絞りの新しい魅力を引き出すことに成功しました。考えてみれば、わたしたちの生活は多くの技術や努力に支えられて成り立っていますよね。今回へら絞りについて知ったことをきっかけに、身近なものの由来について調べてみるのも楽しいかも。CRAFTでは逸品の紹介ページで職人技や工房についても言及しているのでぜひチェックしてみてください。そしてあなたのおうちにも、日本の職人技がきらりと光る逸品をお迎えしてみませんか?

1mm単位の職人芸!「へら絞り」の世界

鍋、やかん、神社で見かける擬宝珠、航空機のノーズコーン、パラボラアンテナ。これらの製品にはある共通点があります。なんだと思いますか?大きさ?材質?実はこれらの製品はすべて同じ職人芸を生かして加工されたものなのです。思わぬ共通点に驚いた方も多いのではないでしょうか。そもそもわたしたちの身近な製品が、どうやってつくられたのか特別注意を払って考えたことはありますか?いつも暮らしを支えてくれているものたちを、その姿にする為日夜働く職人さんたち。今日は、その舞台裏を少し覗いてみましょう。意外と身近な職人芸「へら絞り」さきほど挙げた製品の製法、それが「へらしぼり」。減らし彫り、ではなく「へら絞り」です。今日は初めて聞く方も多いと思うこの技術について詳しくご説明することにします。まず、金属は弾性と塑性という2つの性質を持っています。弾性とは金属に力を加えたときに、反発して元にもどろうとする性質、塑性は変形したままになる性質です。へら絞り加工は金属の塑性を利用した技術です。へら絞りはヘラ押し、スピニング加工とも呼ばれています。「へら絞り」の技術は、とても高度で繊細。その技術は職人さんの手の感覚に頼る部分が大きく機械化はできない、と言われています。職人さんたちの研ぎ澄まされた感覚が、わずかミリ単位の加工を可能にしているのです。ここで一度、へら絞りの手順をおってみましょう。まずは金型をモーターが付いた「ろくろ」(へら絞り機)にセットし回転させ、そこに「へら棒」や「ローラー」を押し当てて、金型の外観へと密着させていくことで思い思いの形へと変形させます。へら絞りは、板を成形する加工法なので製品の軽量化・材料費の節約ができ、加工表面を滑らかで均質に仕上げることが可能です。成形可能な材料は鉄、ステンレス、アルミ、銅、真鍮、チタンなどの金属板。回転対称形ならばかなり複雑な形状でも成形できます。へら絞りの歴史は古く、金属精錬技術の進歩とともに発展してきました。数ミリの小さなものから4メートルを越える大きなものまで、加工することが出来ることから、大型製品、少量生産製品、高精度製品の加工において不可欠になっています。職人技をおうちにお迎えCRAFTでも、「へら絞り」で生み出された逸品を取り扱っています。それが、動画にも映っているこちら。相和シボリ工業のタンブラー90です。従来のへら絞りでは、ヘラ目の凹凸をいかに消すかが職人さんの腕の見せ所と考えられているのだそう。しかし、今回はこのヘラ目を残したデザインをプラス。手仕事ならではの風合いを活かし、へら絞りの新しい魅力を引き出すことに成功しました。考えてみれば、わたしたちの生活は多くの技術や努力に支えられて成り立っていますよね。今回へら絞りについて知ったことをきっかけに、身近なものの由来について調べてみるのも楽しいかも。CRAFTでは逸品の紹介ページで職人技や工房についても言及しているのでぜひチェックしてみてください。そしてあなたのおうちにも、日本の職人技がきらりと光る逸品をお迎えしてみませんか?

鋳物鍋界の革命児「ユニロイ(Unilloy)」を紹介

鋳物鍋界の革命児「ユニロイ(Unilloy)」を紹介

プロや料理通の間で定番アイテムのホーロー鍋蓄熱性の高さとこびりつきにくさで知られる、鋳物のホーロー鍋。プロの料理人や料理通の間ではもはや定番アイテムといった存在ですよね。オーブン料理やゆっくりじっくりと時間をかけて調理するメニューにうってつけです。そんな鋳物ホーロー鍋ですが、欠点があるとすれば"重い"というところ。蓄熱性を保つためにとても肉厚にできていているので、片手じゃ持ち上げられない方がほとんどなのではないでしょうか。私もその重さゆえに購入を見送った経験があります。「軽い鋳物ホーロー鍋があれば」。そんな夢のような願いを叶えてくれるお鍋があるんです!それが、三条特殊鋳工所の「ユニロイ」。今回は、鋳物ホーロー鍋の常識を覆した新星についてご紹介します。重さは半分、機能はそのまま「ユニロイ」のキャセロールはアピールポイントと言えば何といっても、世界一軽い鋳物ホーロー鍋ということ。巷の鋳物ホーロー鍋と比較するとその違いは一目瞭然です。その重みは他社製品の約半分!2.7キロという圧倒的な軽さを実現しています。この重さなら、普段の料理にも手軽に使えますし、料理時間が楽しくなること間違いなしです。オーブンに入れたり食卓に運ぶ作業も、億劫にならずに軽快に行えます。使い勝手はそのまま厚みや重量が軽くなっても、使い勝手が悪くなってしまっては意味がありません。でも、この「ユニロイ」のキャセロールはそんな心配は無縁です。今までの頑丈で長く使えるということはもちろん、蓄熱性やこびりつきにくさも衰えることなくそのままなのです。他の商品に引けを取りません。薄いため、火の回りは一般的ないな鋳物ホーロー鍋以上!火力が小さくても十分に食材に火を通せるので、家計にも優しいんです。無水調理は空だきの原因となるためオススメしませんが、少し水を加えるだけで素材の旨みを活かした半無水料理が可能です。食材の栄養素などを閉じ込めて調理ができるんです。電子レンジには対応ができませんが、それ以外のほぼすべての熱源(ガス、IH、シーズヒーター、ラジエントヒーター)に対応できます。シンプルで飽きのこないデザインシンプルで飽きのこないデザインも魅力の一つです。曲線が美しい無駄のないフォルムは、毎日の食卓に馴染んでくれます。どんな料理も映えるように感じられ、今日は和風料理で明日は洋風スープになど、毎日の献立を考えるのも楽しくなりそう。ホームパーティーのメイン料理として、子どもと一緒にお料理を楽しむなど様々な場面に大活躍間違いなしです。また、蓋を取っ手にかけられるようにもなっており、スペースもごちゃつきません。シンプルなのに、活躍の場が様々でとても機能的。お料理の相棒になってくれそうです。ユニロイの生みの親、三条特殊鋳工所「ユニロイ」の生みの親は、1961年に新潟県の三条市に創業した三条特殊鋳工所。鉄にマグネシウムやカルシウムなどを添加し強度を増した、「ダクタイル鋳鉄」の加工を得意とし、40年にわたり工業部品を作り続けています。飛行機などの精密部品の製造で培った鋳造技術を活用して、2~2.5ミリという驚きの薄さを実現。その高い技術を持ってしても、「ユニロイ」の開発には2年半という時間を費やしました。改良に改良を重ねて完成した「ユニロイ」は瞬く間に評判となり、56カ国から4928件が応募したデザインアワードの「Red Dot Award :Product Design 2015」で最高賞を受賞。また、2014年には良いデザインの指標である「Gマーク」を付けることが認められる、「グッドデザイン賞」を受賞しています。鋳物ホーロー鍋=重いという常識を見事に覆し、日本の伝統技術の素晴らしさを世界に証明し、世界を驚かせた「ユニロイ」。職人の技術が光るものづくりを、燕三条から世界中に発信していきます。三条特殊鋳工所の詳細を見る「ユニロイ」が毎日の料理を快適に「ユニロイ」の軽さは、ホーロー鍋もっと身近な存在にしてくれます。洗い物や片付けもラクラクですし、キッチンからテーブルへの移動もラクちん。どんなシーンでも負担を感じずに使うことができます。考え抜かれた設計により、使用感は「扱いやすい」のひとこと。、調理中でもテーブルセッティング中でも後片付け中でも、シーンを選ばず活躍してくれます。「ユニロイ」は一体成型で作られているので、鍋の本体から取っ手までに継ぎ目がありません。曲線が美しいだけでなく、耐久性に優れているうえに洗い物の際のストレスも少なく済むんです。カラーバリエーションは全部で4色。定番のホワイトをはじめ、ネイビー、マットブラック、女性人気のサクラがあります。ご自宅用はもちろん、大切な人へのギフトや新生活の贈り物、結婚祝いなどにも素敵です。詳しくは商品ページをご覧ください!ユニロイ キャセロール(22cm) 33,000円ユニロイ キャセロール(22cm 浅型) 31,900円世界一の称号を得た鋳物ホーロー鍋「ユニロイ」軽さはもちろんのこと、現代の生活スタイルに合わせて使えるとても便利な鋳物ホーロー鍋「ユニロイ」。シンプルで機能性抜群なので、毎日の料理時間に活躍すること間違いなしです。毎日の美味しい時間に、大切な人たちとの楽しい時間のお供に。小ぶりや浅型などのサイズ展開もあるので、そろえて取り入れるのもいいですね。職人の使い手への想いが詰まった、「ユニロイ」を目で見て手で感じてみてください。使い込む程に、日々の料理がさらに楽しく感じられるのではないでしょうか。

鋳物鍋界の革命児「ユニロイ(Unilloy)」を紹介

プロや料理通の間で定番アイテムのホーロー鍋蓄熱性の高さとこびりつきにくさで知られる、鋳物のホーロー鍋。プロの料理人や料理通の間ではもはや定番アイテムといった存在ですよね。オーブン料理やゆっくりじっくりと時間をかけて調理するメニューにうってつけです。そんな鋳物ホーロー鍋ですが、欠点があるとすれば"重い"というところ。蓄熱性を保つためにとても肉厚にできていているので、片手じゃ持ち上げられない方がほとんどなのではないでしょうか。私もその重さゆえに購入を見送った経験があります。「軽い鋳物ホーロー鍋があれば」。そんな夢のような願いを叶えてくれるお鍋があるんです!それが、三条特殊鋳工所の「ユニロイ」。今回は、鋳物ホーロー鍋の常識を覆した新星についてご紹介します。重さは半分、機能はそのまま「ユニロイ」のキャセロールはアピールポイントと言えば何といっても、世界一軽い鋳物ホーロー鍋ということ。巷の鋳物ホーロー鍋と比較するとその違いは一目瞭然です。その重みは他社製品の約半分!2.7キロという圧倒的な軽さを実現しています。この重さなら、普段の料理にも手軽に使えますし、料理時間が楽しくなること間違いなしです。オーブンに入れたり食卓に運ぶ作業も、億劫にならずに軽快に行えます。使い勝手はそのまま厚みや重量が軽くなっても、使い勝手が悪くなってしまっては意味がありません。でも、この「ユニロイ」のキャセロールはそんな心配は無縁です。今までの頑丈で長く使えるということはもちろん、蓄熱性やこびりつきにくさも衰えることなくそのままなのです。他の商品に引けを取りません。薄いため、火の回りは一般的ないな鋳物ホーロー鍋以上!火力が小さくても十分に食材に火を通せるので、家計にも優しいんです。無水調理は空だきの原因となるためオススメしませんが、少し水を加えるだけで素材の旨みを活かした半無水料理が可能です。食材の栄養素などを閉じ込めて調理ができるんです。電子レンジには対応ができませんが、それ以外のほぼすべての熱源(ガス、IH、シーズヒーター、ラジエントヒーター)に対応できます。シンプルで飽きのこないデザインシンプルで飽きのこないデザインも魅力の一つです。曲線が美しい無駄のないフォルムは、毎日の食卓に馴染んでくれます。どんな料理も映えるように感じられ、今日は和風料理で明日は洋風スープになど、毎日の献立を考えるのも楽しくなりそう。ホームパーティーのメイン料理として、子どもと一緒にお料理を楽しむなど様々な場面に大活躍間違いなしです。また、蓋を取っ手にかけられるようにもなっており、スペースもごちゃつきません。シンプルなのに、活躍の場が様々でとても機能的。お料理の相棒になってくれそうです。ユニロイの生みの親、三条特殊鋳工所「ユニロイ」の生みの親は、1961年に新潟県の三条市に創業した三条特殊鋳工所。鉄にマグネシウムやカルシウムなどを添加し強度を増した、「ダクタイル鋳鉄」の加工を得意とし、40年にわたり工業部品を作り続けています。飛行機などの精密部品の製造で培った鋳造技術を活用して、2~2.5ミリという驚きの薄さを実現。その高い技術を持ってしても、「ユニロイ」の開発には2年半という時間を費やしました。改良に改良を重ねて完成した「ユニロイ」は瞬く間に評判となり、56カ国から4928件が応募したデザインアワードの「Red Dot Award :Product Design 2015」で最高賞を受賞。また、2014年には良いデザインの指標である「Gマーク」を付けることが認められる、「グッドデザイン賞」を受賞しています。鋳物ホーロー鍋=重いという常識を見事に覆し、日本の伝統技術の素晴らしさを世界に証明し、世界を驚かせた「ユニロイ」。職人の技術が光るものづくりを、燕三条から世界中に発信していきます。三条特殊鋳工所の詳細を見る「ユニロイ」が毎日の料理を快適に「ユニロイ」の軽さは、ホーロー鍋もっと身近な存在にしてくれます。洗い物や片付けもラクラクですし、キッチンからテーブルへの移動もラクちん。どんなシーンでも負担を感じずに使うことができます。考え抜かれた設計により、使用感は「扱いやすい」のひとこと。、調理中でもテーブルセッティング中でも後片付け中でも、シーンを選ばず活躍してくれます。「ユニロイ」は一体成型で作られているので、鍋の本体から取っ手までに継ぎ目がありません。曲線が美しいだけでなく、耐久性に優れているうえに洗い物の際のストレスも少なく済むんです。カラーバリエーションは全部で4色。定番のホワイトをはじめ、ネイビー、マットブラック、女性人気のサクラがあります。ご自宅用はもちろん、大切な人へのギフトや新生活の贈り物、結婚祝いなどにも素敵です。詳しくは商品ページをご覧ください!ユニロイ キャセロール(22cm) 33,000円ユニロイ キャセロール(22cm 浅型) 31,900円世界一の称号を得た鋳物ホーロー鍋「ユニロイ」軽さはもちろんのこと、現代の生活スタイルに合わせて使えるとても便利な鋳物ホーロー鍋「ユニロイ」。シンプルで機能性抜群なので、毎日の料理時間に活躍すること間違いなしです。毎日の美味しい時間に、大切な人たちとの楽しい時間のお供に。小ぶりや浅型などのサイズ展開もあるので、そろえて取り入れるのもいいですね。職人の使い手への想いが詰まった、「ユニロイ」を目で見て手で感じてみてください。使い込む程に、日々の料理がさらに楽しく感じられるのではないでしょうか。

杉の木クラフトが提案するはじめてにおすすめの「木の弁当箱」

杉の木クラフトが提案するはじめてにおすすめの「木の弁当箱」

杉の木で作られた、曲げわっぱのお弁当日々使うものは、慎重にいいものを選びたい。特に毎日のランチタイムにを共にするお弁当箱は、長く使えるものを選んで大切に使いたいですよね。そんな方におすすめしたいのが、福岡の作り手「杉の木クラフト」による曲げわっぱのお弁当箱。日本人にとって最も身近なの木の一つともいえる、杉の木でつくられたお弁当箱なんです。曲げわっぱのお弁当箱というと少し敷居が高いと思われるかもしれません。でも、こちらの曲げわっぱのお弁当箱は普段使いにピッタリの優れものなんです。冷めてもご飯ふっくら。杉の木クラフトの曲げわっぱここ数年人気を集めている曲げわっぱのお弁当箱。その理由は、木の吸湿作用です。杉の木が余分な水分を吸ってくれるので、冷めてもご飯がべちゃっとしないんです。天然の杉でできた「杉の木クラフト」の曲げわっぱは吸湿性抜群。ご飯のふっくら感を長時間保ってくれます。うるしの弁当箱、というと重箱のように光沢のある「漆塗り」をイメージする方も多いのでは。同じうるしでも、このお弁当箱は漆を布で拭き取る「拭き漆」という技法で仕上げています。余分な漆を拭き取ることで、木が呼吸して、ごはんの湿気を吸い取れるようにしてあるんです。表面に塗り込まれた漆は木目を際立たせ、味わい深い印象に。見た目だけでなく耐久性もアップ。油に強く、揚げ物なども安心して入れることができる勝手の良さが特徴です。お手入れも楽々。他の食器たちと同じように中性洗剤で洗えます。神経質にならなくても、長く使い継げるお弁当箱なんです。使い続けていくうちに漆特有のつやが増し、ますます手放せない存在になっていきます。お出かけに連れていきやすいサイズ感このお弁当箱は2サイズ展開。普通サイズと大サイズからお好みのものを選ぶことができます。 普通サイズの容量は500ml。 女性にとってはジャスト、男性にとっては腹八分目くらいのサイズ感です。 ちょっと足りないという方はおかずをお弁当箱に詰め、ご飯をおにぎりにして持ち運ぶのがオススメ。うるしの弁当箱 6,160円 大サイズはしっかり食べたい方にぴったり。 容量は約620mlです。うるしの弁当箱 6,160円男女問わずに使えるシンプルなデザインなので、ご夫婦お揃いで使う方も多いようです。ご家族のお出かけでも、普段のランチタイムでも活躍してくれる存在です。手ぬぐいでまとめれば和風な仕上がりに。蓋を抑えてくれるのにも役立ちます。うるしの弁当箱 (二段) 10,450円杉に向き合い、ホンモノにこだわる杉の木クラフト「杉の木クラフト」は福岡の糸島から杉の木のモノ作りを発信し続けている作り手さん。職人の溝口さんは、一度は建築の道に進んだのち、ものづくりの世界に魅了されて今の仕事を始めたのだそう。様々な表情をもつ”杉”という素材に魅了され、その特性を引き出す創作活動を作り続けています。このお弁当箱を作るにあたり、「博多曲げもの」の作り手に弟子入りして曲げわっぱの技術を会得。お話ししていると、温厚な表情の中にものづくりに対する真摯な姿勢が垣間見えます。自由な発想で杉材ならではの加工法を探りつつ、暮らしに寄り添う道具を生み出しています。そのこだわりは製品の安全性にも向けられています。厳選した天然物の漆を使用。接着部分は漆に小麦粉を混ぜた"麦漆"を使っています。工房内で混ぜ合わせており、化学由来のものは含まれていません。"麦漆"は古くから仏像の建造や、陶磁器を補修する「金継ぎ」の際に使用されてきた歴史ある素材。陶磁器を接着できるほど丈夫で、なおかつ安心して使える"麦漆"。化学由来のものに比べると若干手間がかかる素材ですが、あえてこちらを選んでいるところに作り手のこだわりを感じます。日々の美味しい時間のお供に毎日のランチタイムをちょっと特別にしてくれる曲げわっぱのお弁当箱。大切な方への贈り物にもぴったりです。手仕事の温もりが伝わってくるうるしのお弁当箱。あなたも杉の香りに包まれた爽やかなランチタイムを体験してみませんか?

杉の木クラフトが提案するはじめてにおすすめの「木の弁当箱」

杉の木で作られた、曲げわっぱのお弁当日々使うものは、慎重にいいものを選びたい。特に毎日のランチタイムにを共にするお弁当箱は、長く使えるものを選んで大切に使いたいですよね。そんな方におすすめしたいのが、福岡の作り手「杉の木クラフト」による曲げわっぱのお弁当箱。日本人にとって最も身近なの木の一つともいえる、杉の木でつくられたお弁当箱なんです。曲げわっぱのお弁当箱というと少し敷居が高いと思われるかもしれません。でも、こちらの曲げわっぱのお弁当箱は普段使いにピッタリの優れものなんです。冷めてもご飯ふっくら。杉の木クラフトの曲げわっぱここ数年人気を集めている曲げわっぱのお弁当箱。その理由は、木の吸湿作用です。杉の木が余分な水分を吸ってくれるので、冷めてもご飯がべちゃっとしないんです。天然の杉でできた「杉の木クラフト」の曲げわっぱは吸湿性抜群。ご飯のふっくら感を長時間保ってくれます。うるしの弁当箱、というと重箱のように光沢のある「漆塗り」をイメージする方も多いのでは。同じうるしでも、このお弁当箱は漆を布で拭き取る「拭き漆」という技法で仕上げています。余分な漆を拭き取ることで、木が呼吸して、ごはんの湿気を吸い取れるようにしてあるんです。表面に塗り込まれた漆は木目を際立たせ、味わい深い印象に。見た目だけでなく耐久性もアップ。油に強く、揚げ物なども安心して入れることができる勝手の良さが特徴です。お手入れも楽々。他の食器たちと同じように中性洗剤で洗えます。神経質にならなくても、長く使い継げるお弁当箱なんです。使い続けていくうちに漆特有のつやが増し、ますます手放せない存在になっていきます。お出かけに連れていきやすいサイズ感このお弁当箱は2サイズ展開。普通サイズと大サイズからお好みのものを選ぶことができます。 普通サイズの容量は500ml。 女性にとってはジャスト、男性にとっては腹八分目くらいのサイズ感です。 ちょっと足りないという方はおかずをお弁当箱に詰め、ご飯をおにぎりにして持ち運ぶのがオススメ。うるしの弁当箱 6,160円 大サイズはしっかり食べたい方にぴったり。 容量は約620mlです。うるしの弁当箱 6,160円男女問わずに使えるシンプルなデザインなので、ご夫婦お揃いで使う方も多いようです。ご家族のお出かけでも、普段のランチタイムでも活躍してくれる存在です。手ぬぐいでまとめれば和風な仕上がりに。蓋を抑えてくれるのにも役立ちます。うるしの弁当箱 (二段) 10,450円杉に向き合い、ホンモノにこだわる杉の木クラフト「杉の木クラフト」は福岡の糸島から杉の木のモノ作りを発信し続けている作り手さん。職人の溝口さんは、一度は建築の道に進んだのち、ものづくりの世界に魅了されて今の仕事を始めたのだそう。様々な表情をもつ”杉”という素材に魅了され、その特性を引き出す創作活動を作り続けています。このお弁当箱を作るにあたり、「博多曲げもの」の作り手に弟子入りして曲げわっぱの技術を会得。お話ししていると、温厚な表情の中にものづくりに対する真摯な姿勢が垣間見えます。自由な発想で杉材ならではの加工法を探りつつ、暮らしに寄り添う道具を生み出しています。そのこだわりは製品の安全性にも向けられています。厳選した天然物の漆を使用。接着部分は漆に小麦粉を混ぜた"麦漆"を使っています。工房内で混ぜ合わせており、化学由来のものは含まれていません。"麦漆"は古くから仏像の建造や、陶磁器を補修する「金継ぎ」の際に使用されてきた歴史ある素材。陶磁器を接着できるほど丈夫で、なおかつ安心して使える"麦漆"。化学由来のものに比べると若干手間がかかる素材ですが、あえてこちらを選んでいるところに作り手のこだわりを感じます。日々の美味しい時間のお供に毎日のランチタイムをちょっと特別にしてくれる曲げわっぱのお弁当箱。大切な方への贈り物にもぴったりです。手仕事の温もりが伝わってくるうるしのお弁当箱。あなたも杉の香りに包まれた爽やかなランチタイムを体験してみませんか?

HASAMI仕掛け人が語る、ソークシリーズの舞台裏【後編】

HASAMI仕掛け人が語る、ソークシリーズの舞台裏【後編】

当店でも大人気の波佐見焼ブランド「HASAMI」を展開する有限会社マルヒロ。そのブランドマネージャー・馬場匡平(ばば きょうへい)さんと、「ソークシリーズ」の製造を手がける窯元 菊祥陶器の代表・木下博昭(きのした ひろあき)さん。波佐見焼の可能性を切り拓き続ける二人が語る、「ソークシリーズ」制作秘話の一部を、前編後編でご紹介します。今回は、このソークシリーズで表現したかったこと、そして届けたかった人物像について切り込みます。波佐見焼のフロントランナーが語った、意外なターゲットとは?ソークシリーズを作るにあたって大切にしたところはなんでしたか?マルヒロ馬場さん(以下、馬場さん):この製品を作るにあたって念頭に置いていたのは、職人の実力を打ち出したいというところ。なおかつという"色土(粘土に顔料を混ぜて焼き上げる手法)"という今で世の中に売れているものに対して、量産でもそういった形ができるというのを売りにしたいという、2つの部分が大きかったですもんね。現在今まで日常食器を作っている中で、使いやすさの面とかである意味技術を...んー、排除しましょうとか、値段が上がるからやっぱりある程度のところで止めましょう、というものばっかりが流通していると思うんですよね。でもやっぱり使う人に対して緊張感をもってもらうとか、パッと見では分からない技術っていうのがこのソークシリーズにはいっぱい入っているので、そう言うところが売る人間からすると「語れる」というか、こういうところにこの意味があるんですよというのが言える。これはやっぱり多く売れるというよりかは、共感してくれた人たちに、例えば割れちゃってもまた買おう、と思ってもらえるように職人さんの技術を込めるって言う。それが今回のソークシリーズの企画の中で念頭に置いた部分ですね。菊祥陶器木下さん(以下、木下さん):前回のシリーズから新しくリニューアルしてシリーズ化するにあたって、もともと練り込みの土を使って、土自体に色を付けて商品化しようか、と言うところから始まったんですよね。"色土"ってなるとやっぱりコストの問題とか、現場管理の問題とかスムーズにいかない点がいくつかあったので、どうすればいいかと。じゃあ液体を生地の中に浸透させる「ソーク(染み込ませる)シリーズ」ならどうか、という流れで開発したのがそもそもの原点で。そこから、海外の製品などをマルヒロさんに取り寄せてもらって、その題材を参考にオリジナリティのある製品にすればどうすればいいか、というのを研究していったんです。とにかくよそにない、「なんだこれは」という製品を目指していきました。馬場さん:展示会とかでお客さんに触ってもらっても、ぱっと焼き物だと分かる人って少ないですもんね。で、実際焼き物ですって言った時にその薄さや質感にびっくりして貰えるって言うのは、狙い通り、といったら変だけどやっぱり一つ嬉しいところではありますもんね。それと、今まで釉薬をいっぱい作ってきた中で、絶対的にこの液体じゃないと出せない色ってのがわかったんです。釉薬で同じような色が出せますかって言われても、色合いは合わせられたとして、質感は全然別物になってしまう。ちょっとおこがましいかもしれないけど、唯一無二と呼べるぐらいの基準値のものになったのかな、って言う実感はあります。木下さん:ある程度方向性が決まった段階で色々に詰めていきながらスタートして、生地を作るのも通常の工程だったらありきたりの商品になってしまう。この薄さ、持った時の軽さ、上品さ、手触り感というのをお客様に喜んでもらえれば、気に入った人たちが「今までにない陶器だ、食器だ」と言ってくれる。食卓に新しい風を吹き込むきっかけになればなと思います。そんな商品をお客様手元に届ける戦略みたいなところはマルヒロさんにお願いしつつ、引き続き製品として煮詰めていきたいですね。HASAMI/ソークカップ(M)の詳細を見るこだわり抜いたソークシリーズ。ターゲットはどんな方達なんですか?馬場さん:今まで実はあんまりターゲットを絞ってなかったんですよね。「いいな」って思ってくれたらありがとうございます!って感じで。でも一つこの商品で意味合いが変わってきそうなのは、日常の中で使いやすいのはもちろんなんですけど、ちょっと特別な日だったり、やっぱりこれじゃないとって言って選んでもらえるものになってほしい。だから、こういう人のためにっていうよりかは、うーん難しいですね。。。(笑)木下さん:通常であれば商品開発にあたって、男性向け女性向け年齢層っていうのを絞りながら、そこに大した商品を作っていきますよね。でも匡平君も言った通りターゲットが先にないんですよ。それよか自分たちの新しい器、業界の固定観念を壊してしまうような商品を作ることで、それに共感できる人が若い人だったり、伝統的な焼き物が好きな方だったりが、「これが焼き物なんだ!」て思いながら共感して使ってもらえるような、しかもそれが海外に行った時に、「日本の焼き物ってこんな表現ができるんだ」っていうのも広げていけるような切り口の製品として作ろうと思ったんですよ。だから、正直具体的なターゲットって言うのはそんなに、ないっちゃんね。馬場さん:そう、でもやっぱり譲れなかったのは、レンジで使えたり食洗機もいけたりっていう最低限の使い勝手。僕らの街では400年も焼き物を作っているので、そこは守りながらも、使う時にちょっとだけ繊細になってもらえるような商品にしたいなっていうのがあって。そういったもうちょい別のベクトルで活きる商品を気に入ってくれる方が、若い人でもお年寄りでも、買ってくれたら損はさせませんよ、っていうのは思いとしてありますよね。木下さん:今までにない商品を開発することで、今まで陶器や焼き物に興味がなかった人に「こういうのもあるんだ」って言うことで、「こういうのを使いたい」と思ってもらえる人が一人でも増えてくれると嬉しいなと思って作ってます。製造工程も規格外なら、コンセプト設計も一般的なそれとは一線を画している「ソークシリーズ」。共感してくれる人に使い続けてもらえれば嬉しい、という心意気。グッときてしまいました。有田焼の下請けとされていた波佐見焼をブランド化し「おしゃれで手頃で使いやすい焼き物」というイメージを確立した有限会社マルヒロ。そしてそのものづくりを技術で支える窯元 菊祥陶器。現代的な感性で波佐見焼を食卓の主役にする作り手たちが見据える次のステージを垣間見ることができたような気がします。こだわり抜いて作られたその質感、色味、形状。ぜひお一つ手に取ってみてはいかがでしょうか!

HASAMI仕掛け人が語る、ソークシリーズの舞台裏【後編】

当店でも大人気の波佐見焼ブランド「HASAMI」を展開する有限会社マルヒロ。そのブランドマネージャー・馬場匡平(ばば きょうへい)さんと、「ソークシリーズ」の製造を手がける窯元 菊祥陶器の代表・木下博昭(きのした ひろあき)さん。波佐見焼の可能性を切り拓き続ける二人が語る、「ソークシリーズ」制作秘話の一部を、前編後編でご紹介します。今回は、このソークシリーズで表現したかったこと、そして届けたかった人物像について切り込みます。波佐見焼のフロントランナーが語った、意外なターゲットとは?ソークシリーズを作るにあたって大切にしたところはなんでしたか?マルヒロ馬場さん(以下、馬場さん):この製品を作るにあたって念頭に置いていたのは、職人の実力を打ち出したいというところ。なおかつという"色土(粘土に顔料を混ぜて焼き上げる手法)"という今で世の中に売れているものに対して、量産でもそういった形ができるというのを売りにしたいという、2つの部分が大きかったですもんね。現在今まで日常食器を作っている中で、使いやすさの面とかである意味技術を...んー、排除しましょうとか、値段が上がるからやっぱりある程度のところで止めましょう、というものばっかりが流通していると思うんですよね。でもやっぱり使う人に対して緊張感をもってもらうとか、パッと見では分からない技術っていうのがこのソークシリーズにはいっぱい入っているので、そう言うところが売る人間からすると「語れる」というか、こういうところにこの意味があるんですよというのが言える。これはやっぱり多く売れるというよりかは、共感してくれた人たちに、例えば割れちゃってもまた買おう、と思ってもらえるように職人さんの技術を込めるって言う。それが今回のソークシリーズの企画の中で念頭に置いた部分ですね。菊祥陶器木下さん(以下、木下さん):前回のシリーズから新しくリニューアルしてシリーズ化するにあたって、もともと練り込みの土を使って、土自体に色を付けて商品化しようか、と言うところから始まったんですよね。"色土"ってなるとやっぱりコストの問題とか、現場管理の問題とかスムーズにいかない点がいくつかあったので、どうすればいいかと。じゃあ液体を生地の中に浸透させる「ソーク(染み込ませる)シリーズ」ならどうか、という流れで開発したのがそもそもの原点で。そこから、海外の製品などをマルヒロさんに取り寄せてもらって、その題材を参考にオリジナリティのある製品にすればどうすればいいか、というのを研究していったんです。とにかくよそにない、「なんだこれは」という製品を目指していきました。馬場さん:展示会とかでお客さんに触ってもらっても、ぱっと焼き物だと分かる人って少ないですもんね。で、実際焼き物ですって言った時にその薄さや質感にびっくりして貰えるって言うのは、狙い通り、といったら変だけどやっぱり一つ嬉しいところではありますもんね。それと、今まで釉薬をいっぱい作ってきた中で、絶対的にこの液体じゃないと出せない色ってのがわかったんです。釉薬で同じような色が出せますかって言われても、色合いは合わせられたとして、質感は全然別物になってしまう。ちょっとおこがましいかもしれないけど、唯一無二と呼べるぐらいの基準値のものになったのかな、って言う実感はあります。木下さん:ある程度方向性が決まった段階で色々に詰めていきながらスタートして、生地を作るのも通常の工程だったらありきたりの商品になってしまう。この薄さ、持った時の軽さ、上品さ、手触り感というのをお客様に喜んでもらえれば、気に入った人たちが「今までにない陶器だ、食器だ」と言ってくれる。食卓に新しい風を吹き込むきっかけになればなと思います。そんな商品をお客様手元に届ける戦略みたいなところはマルヒロさんにお願いしつつ、引き続き製品として煮詰めていきたいですね。HASAMI/ソークカップ(M)の詳細を見るこだわり抜いたソークシリーズ。ターゲットはどんな方達なんですか?馬場さん:今まで実はあんまりターゲットを絞ってなかったんですよね。「いいな」って思ってくれたらありがとうございます!って感じで。でも一つこの商品で意味合いが変わってきそうなのは、日常の中で使いやすいのはもちろんなんですけど、ちょっと特別な日だったり、やっぱりこれじゃないとって言って選んでもらえるものになってほしい。だから、こういう人のためにっていうよりかは、うーん難しいですね。。。(笑)木下さん:通常であれば商品開発にあたって、男性向け女性向け年齢層っていうのを絞りながら、そこに大した商品を作っていきますよね。でも匡平君も言った通りターゲットが先にないんですよ。それよか自分たちの新しい器、業界の固定観念を壊してしまうような商品を作ることで、それに共感できる人が若い人だったり、伝統的な焼き物が好きな方だったりが、「これが焼き物なんだ!」て思いながら共感して使ってもらえるような、しかもそれが海外に行った時に、「日本の焼き物ってこんな表現ができるんだ」っていうのも広げていけるような切り口の製品として作ろうと思ったんですよ。だから、正直具体的なターゲットって言うのはそんなに、ないっちゃんね。馬場さん:そう、でもやっぱり譲れなかったのは、レンジで使えたり食洗機もいけたりっていう最低限の使い勝手。僕らの街では400年も焼き物を作っているので、そこは守りながらも、使う時にちょっとだけ繊細になってもらえるような商品にしたいなっていうのがあって。そういったもうちょい別のベクトルで活きる商品を気に入ってくれる方が、若い人でもお年寄りでも、買ってくれたら損はさせませんよ、っていうのは思いとしてありますよね。木下さん:今までにない商品を開発することで、今まで陶器や焼き物に興味がなかった人に「こういうのもあるんだ」って言うことで、「こういうのを使いたい」と思ってもらえる人が一人でも増えてくれると嬉しいなと思って作ってます。製造工程も規格外なら、コンセプト設計も一般的なそれとは一線を画している「ソークシリーズ」。共感してくれる人に使い続けてもらえれば嬉しい、という心意気。グッときてしまいました。有田焼の下請けとされていた波佐見焼をブランド化し「おしゃれで手頃で使いやすい焼き物」というイメージを確立した有限会社マルヒロ。そしてそのものづくりを技術で支える窯元 菊祥陶器。現代的な感性で波佐見焼を食卓の主役にする作り手たちが見据える次のステージを垣間見ることができたような気がします。こだわり抜いて作られたその質感、色味、形状。ぜひお一つ手に取ってみてはいかがでしょうか!