陶眞窯 染付 長角皿

沖縄の大地を感じる、やちむんの長皿

お皿好きの中でもファンが多い、沖縄伝統の器「やちむん」。今回は、やちむんの代表する「壺屋焼（つぼややき）」を40年以上作り続けている窯元「陶眞窯（とうしんがま）」から、唐草模様が美しい長皿をご紹介します。

伝統の趣を、日常の食卓に

色味は、コバルトとゴスアメの2色展開。沖縄の海を思わせるコバルト、大地のような茶色とのコントラストが見事なゴスアメ。どちらも職人の手で丁寧に描かれた唐草模様が印象的で、まるで一枚の絵のような美しさです。第六感にまかせて、ピンときた方を選ぶも良し。もちろんペアで揃えるのもオススメです。

重さは616g。ずっしり存在感があり、厚みも一般的な陶器のお皿と比べてやや厚め。その存在感から、やちむん独特の土感や、大地の力強さのようなものを感じます。サイズは幅29cm×奥行11.5cm×高さ2cm。長すぎず、細すぎず、丁度良く手の中に収まる感覚。触ると心地よいザラつきがあり、焼き物ならではの趣と風合いが感じられる一皿です。

お皿を見て、その場所を感じる体験

特徴的な風合いの「やちむん」。多くの人が、一目見て「やちむん」だと気づき、同時に沖縄の風景を思い浮かべることでしょう。お皿を見ただけで、沖縄の海や、サンダルで歩いた大地や、ハイビスカスが咲く石垣の情景が脳内をよぎる。瞬時に「場所」を連想させるお皿は、他にはそう無いような気がします。

使うことで、より一層愛着が湧く

まるで絵画や陶芸作品のようなやちむん。見ているだけで十分、という思いもありつつ、食器は使うことで愛着が増すものです。

長皿の良さを活かして、この日はキンパをメインに盛り付けます。

もう一枚には、副菜のナムルとキムチを添えて。ちらりと見える唐草模様が良いアクセントになり、食卓が映えます。

長皿の縁を囲うように色付けがされているところが、個人的にお気に入りです。色合い、風合い、ざらつき、重み。使うたび、触れるたびに、やちむん沼にはまっていく私です。

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