
現代では沖縄でつくられた器のことを「やちむん」と表現することも多いですが、もともと“焼き物”を意味する方言なんです。
そんなやちむんの代表として、古くから愛されているのが「壺屋焼(つぼややき)」。沖縄県那覇市壺屋地区や、読谷村(よみたんそん)などで焼かれる陶器です。

鮮やかな色と独特の模様が存在感を放つ、壺屋焼の器。陶眞窯はそんな器を40年以上作り続けている窯元です。
昭和50年から続く陶眞窯のものづくり。沖縄でとれた原料をもとにして作られた陶土と釉薬で、たくさんの壺屋焼を届けてきました。

食器をはじめとする日用品だけでなく、シーサーや泡盛用の酒壺など、沖縄ならではのアイテムも。職人の手が生み出す、繊細な技一つひとつがそれらに命を宿していきます。
陶眞窯の合言葉は、「常に新しいものを」。変化を続ける人々の生活に寄り添い、ものづくりを通して伝統を継承しています。

特に魅力的なのは、職人の手で一つひとつ描かれる鮮やかな模様。唐草やデイゴ、ブーゲンビリアなど沖縄を代表する植物が大胆に描かれ、沖縄の自然豊かな風景を思わせます。
陶眞窯ならではの赤絵や染付け、魚紋、イッチンなども本当に素敵。職人の細やかで丁寧な手仕事を感じます。

陶眞窯
電話番号
098-958-2029
住所
〒904-0301 沖縄県中頭郡読谷村座喜味2898-4