
土鍋よりも手軽に鍋しよう。休みの食べもの Vol.4
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いつの間にかセミの声が消え、つい最近まで「暑い暑い」と言っていたはずなのに、だんだん肌寒くなってきた今日この頃。寒さを吹き飛ばし、温まれる料理と言えばやっぱり鍋料理。
CRAFT STOREスタッフが休日に、いろんな料理をしてみる企画の4回目、今回はこれからの寒い季節に向けた、おすすめの鍋アイテムを集めてみました。
登場人物
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こいぬまさん:料理が上手いせいで休日に撮影に呼び出されるデザイナー。 |
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清水(筆者):休日に写真を撮って飲んで食べるデザイナー。 |
うどんすき鍋
まずご紹介したいのは、中尾アルミの「アルミ打出 うどんすき鍋」。プロ用調理器具で信頼の厚い中尾アルミらしい、しっかり厚いアルミ製。なのに片手でラクラク持てる重さ。華やかで食卓でも映えるアイテムです。
うどんすき鍋の特徴は、具材が沈みこまないように底が浅く開けていて、麺を取る時に汁が飛びにくいよう、縁部分が広く水平に設計されているところ。熱伝導に優れたアルミ製なので、熱ムラがなくサッと火が通るのもいいですね。
その名の通り「うどんすき」に使われることが多いうどんすき鍋ですが、今回は「魚介のトマトスープパスタすき」なんてものを作ってみました。
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平らな形だから、中身が見やすくてすごい華やかだよね。 |
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トマト系は鮮やかだから特にいいね。平らなフチのおかげで汁はねしづらいのも確かにって感じ。 |
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軽くて丈夫でめちゃくちゃ扱いやすいから、サッと鍋ものつくるのに良い。土鍋より好きだな。 |

キッチンから食卓に、KOKURYU
そのまま調理ができて、保温性に優れた器、KAGETSUのKOKURYU。
萬古焼のKOKURYUはオリジナル配合された土で耐火成分の含有率が高く、そのまま火にかけてもOK。そしてそのまま食卓に運んで食べることができるのでとても楽ちんなのです。
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調理した鍋のまま食べられるから、器に移したり洗い物の手間が減らせるね。 |
なんともありがたいのが保温性。食卓に運んだ時に冷めてしまっては意味がない。そんな時こそ「KOKURYU」の出番。独自の耐火技術と保温性が保たれる丁度いい厚みになっているので、火から降ろしてもしばらくは温かさが持続します。
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器に移し替えるのが面倒な料理とか、ちょっとずつつまむように食べるのにいいよね。お酒のお供とか。 |
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それはね、最高。もしかしたら呑んべえのための器かも知れない |
実際、10分くらいでしょうか。ちょっと席を外して戻ってもまだ湯気が上がって温かかったのはちょっと驚きでした。あたたかいのはいいことです。
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すごい気軽になんちゃって鍋ができる。サイズも1,2人にちょうどいいな。 |
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そのまま火にかければまた温め直せるってのもいいね。お酒飲みながら、のこりの出汁でシメれるってのもまた最高。 |

pot dish
シンプルなデザインと使いやすさを重視したい方には、耐火皿「pot dish」がおすすめ。その名の通り、直火にかけられるお鍋としても食卓に出すお皿としてもかわいいのがpot dish。
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程よくマットな質感とニュアンスなカラー、そしてミミが食卓に出すお皿としてもかわいいよ。 |
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えっ、見た目以上に軽いんだけど。すごい。 |
「pot dish」もそのまま食卓へ運ぶことができます。薄く耐久性がある有田焼らしい磁器製。レストランでおなじみの「お熱いのでお気をつけください」がお家でもできるって、なんだか気持ちがあがります。
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食卓で熱々という意味ではスキレットも近いけど、お鍋の形と磁器という素材のおかげで用途が広く、もっと扱いやすい印象だね。 |
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土鍋だと「鍋にしよう」という意気込みじゃないとなかなか取り出す気にならないけど、これならずっとラクな感じがする。 |
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スッキリしてて、食器として映えるデザインが個人的に好きだなあ。 |

とりわけボウル
ここからは鍋のお供にピッタリの小物をご紹介します。まずは、鍋には欠かせない「とりわけボウル」。万能に使える「いろは 茶碗」を推薦したいと思います。
波佐見焼の「いろは」シリーズは、鍋に合う和な雰囲気があっておすすめ。とりわけの器としてはお茶碗サイズでも十分。手描きの青い絵付けが古すぎずモダンで、なんともいい表情のちょうどいい器です。

今回は、鍋とピッタリな小物を紹介してきました。あなたの料理をもっと楽しく、食べることも楽しくしてくれるキッチンツールを使ってみてはいかがでしょうか。いよいよ、寒い冬の到来。そんな時はご紹介した鍋を使って温まってみてくださいね。