
おいしい料理は道具から。こだわる人のための道具たち
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夜が長い季節になりました。夜にすることといえばそう、料理です。料理好きの私にとっては。
今回はスタッフが使ってみたおすすめや、クラウドファンディングで大好評だったアイテムなどなど、料理はちょっとこだわるタイプ、という人におすすめしたいアイテムを集めました。料理好きへのギフトにもぜひ。
最高の大根おろしを。
「道具で美味しさが変わる」を最も実感したのは、この「大矢製作所 おろし金」かもしれません。
鋭い切れ味を持つ刃のおかげで大根の細胞を潰さないから、大根おろしが水っぽくなく「瑞々しい」のが特徴。舌触りがフワフワなのです。こればっかりは道具の勝利だなという気持ち。

すりおろすと言うよりは「切り下ろす」感覚を実現しているのは、鋭い刃をつけられる硬さと、手で刃をつけられる加工性を兼ね備えた銅という素材のおかげでもあります。
鏨(たがね)と金槌によって一つ一つ手打ちで刃が立てられているから、よく見るとランダムな配置。これも単純な擦る往復動作でもおろしやすい秘密なのです。

表は粗目の刃で大根や山芋などに、裏面は細目でわさびや生姜など薬味に使える両面仕様になっています。

ちょっとした薬味などをサッと擦りたい時は、ステンレス製の「EAトCO Oros」もおすすめ。引き出しにしまいやすいコンパクトサイズで、必要なぶんを卓上で擦るなんて使い方もできます。


すりたての胡麻を手軽に楽しむ。
もとしげのすり鉢は「すり鉢ってそんなに使う?」という方にこそおすすめしたいすり鉢。食卓にそのまま持っていっても違和感のない食器らしいデザインだから、これだけで和え物はとてもラク。すりごまじゃ再現できない、煎りたて、すりたての胡麻の香りをお楽しみください。

くし目(内側の凹凸)はなんと職人の手作業でつけられているから、しっかりとしたスリごたえがあります。
それでこのお値段は正直驚きですが、そこは大正14年から続くすり鉢専門メーカー 元重製陶所さん。生産の効率化など長年の企業努力による賜物なのだそう。

器としてつかえるということは、ラーメンなんかも入れちゃってOKということ。市販の担々麺にすりたての「追い胡麻」をするのも最高です。


信頼できるボウル
こだわる人のための料理道具、という文脈ではコレを出さないわけにはいきません。スタッフが愛用するあまり、あらゆるところでおすすめしている仔犬印のメッシュボウルセット。
仔犬印は、もともとはホテルや飲食店等向けのステンレス製品を展開する、まさにプロのためのブランド。業務での使用を想定しているだけあって、かなりしっかりとした作りです。

ザルは手で押しても凹みにくいくらい硬く、一生とまではいかなくても10年くらいなら全然使えそうな丈夫さ。その耐久性もさることながら、隅々まで使いやすさの気配りがされているのでストレスなく気持ちよく料理ができるので気に入っているんです。

ひとつの例をあげると、ボウルとザルを重ねると段差が生じるので、たったこれだけで具材が流れ出ない。そばを流水に晒してちょっと目を離しても全然大丈夫。ありがたいことに、「信頼できるボウル」として多くの人にご支持をいただいています。

信頼できる片手鍋
「信頼できる」で言えば「aikata 両口ステンレス鍋」もそのひとつ。ひと目でaikataと分かる、両側についた特徴的な注ぎ口。
この包容力のある注ぎ口がなんと心地よいことか。汁切れがよく、タレることがほとんどありません。
おかげで、具入りのスープもそのままスープマグに注いだりも出来ます。お玉を使う機会が減ったのものポイント。
両側にあるから、右手左手どちらでも扱えるのが地味に嬉しい。
我が家ではお茶を煮出してジャグに注いだり、最早やかんの代わりにお湯を沸かすためだけに使ってたりもします。いい道具って勝手に手にとってしまうんですよね。

気持ちがあがる包丁。
その品質の高さ故に、国内だけならず世界的にも有名な燕三条の包丁メーカー「藤次郎」。
前衛的なデザインのORIGAMIは、キッチンに立ち包丁を握るたびテンションがあがります。

もちろん見た目だけでなく切り心地、使い心地もまさに折り紙つき。
オールステンレスだから、木製のハンドルに比べて扱いがラクなのがありがたいところ。末永くお使い頂ける相棒です。

[origami-130mm]