kikino（唎乃）

グラスによって感じる味覚は変わる

いつも何気なく飲んでいるお茶やお酒ですが、グラスに美味しさを引き出すかたちがあるのはご存知ですか？

よく言う味覚の5種。“甘味・酸味・辛味・苦味・渋味”のいわゆる五味を感じる部分は舌の場所によって多少違います。

一般的にグラスの形状によって、舌のかたちは変わります。舌の微細な変化によって受け取る味が違って感じられるのです。

もちろん美味しいと感じるのは味覚だけではありません。

お酒の香り・舌触り・見た目・喉越しなど、さまざまな要素が起因します。

なのでグラスや酒器を変えるだけで、旨みや香りが一段と強く味わえるようになるのです。今回は職人の繊細な技術でガラスの可能性を広げる『Sghr（スガハラ）』から、日本酒の特徴にあわせて生まれたガラスの酒器「kikino（唎乃）」をご紹介します。

日本酒の美味しさを最大限に引き出すグラスたち

kikinoは全部で8種類。日本酒の特徴にあわせた、まさに日本酒専用のグラスです。

製造方法によってお酒の味わいが異なるように、最適なグラスのかたちも異なります。お好みの日本酒にあったグラスを選んでくださいね。

「香 ― kou」…大吟醸

大吟醸の華やかな香りを、より凝縮して感じられる形状。内側にわずかに丸みを帯びた縁は、きれいな清涼感を保って味わうために舌の動きまで計算されています。グラスを傾けてお酒が口に届くまでの時間から、日本酒を味わう楽しみが始まりますよ。倒れてもグラスのふちがテーブルにあたらないよう設計されているのも、ガラス職人のこだわりを感じます。

「米 ― mai」…純米酒

米の香りを楽しむために必要な要素だけを残しています。口の中全体に純米酒がじんわりと染み入り、お酒の余韻が長く残る、フラットな低めの湯呑型です。

「深 ― shin」…山廃・生酛（きもと）

閉じた香りを引き出すため、注ぐだけで空気と触れあうようふくらみをもたせ、スワリングのしやすさにもこだわった形です。華奢な底が倒れそう……と心配することなかれ。すべりにくいようすりガラス加工がされているので、安定感がありますよ。

「爽 ― sou」…本醸造

大きすぎない適度なボウルが、爽やかな香りを運びます。やや直線的なカーブで舌の中央を酒が滑り、心地よいスピードで喉奥へ流れることでスッキリと爽快にキレ上がります。

日本酒の楽しみが増えるグラス

「唎く（きく）。感じる。そして、日本を味わう。」をコンセプトに、世界利き酒師コンクール3位入賞の経歴を持つ料理家・田中順子さんとの共同開発によって生まれた「kikino」。

ギフト用に桐箱もご用意しておりますので、お祝いに日本酒と一緒に贈ってみたり、日本酒好きの友人たちと日本酒とkikinoを持ち寄って、飲み比べてみるのも楽しそうですよね。

日本酒とガラスの専門家のこだわりが詰まったグラスで、いつもの日本酒をより一層味わってみてください。

商品詳細

使用上の注意