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西山 奈津

マグ(糠青磁 / 織部)

マグ(糠青磁 / 織部)

東京生まれで益子に移り住まれ「陶芸家 高内秀剛氏の最後の弟子」としても知られる西山奈津さん。森や川、風といった自然の表情に影響を受けたという西山奈津さんのつくるマグカップは、土の質感と釉薬の自然な流れを楽しむ益子焼です。

ひとつとして同じものはない。自然に生まれる表情

一つひとつ手作業で釉薬をかける「流し掛け」という技法により、焼き上がりの釉薬の流れがそれぞれ異なり、美しい模様が生まれるマグカップです。さらに表面につけられた鎬(しのぎ)による凹凸が、釉薬のさまざまな表情を生み出し、色や質感の違いを楽しめます。

私はこのマグカップでコーヒーを飲みながら、釉薬のあまりの美しさに見惚れてしまい、つい持ち上げて色んな角度からじっくりと見てしまったため、うっかり中身を少しこぼしてしまったこともありました。

土の質感と釉薬の違いを楽しむ2カラー

マグカップは、直径約9cm深さ約8cm、内容量は約200cc。手のひらにすっぽり収まる、少し低めの程よいサイズです。カップ部分の表面には、鎬(しのぎ)模様がついていてます。

そして取っ手は、太めで大き目なので、しっかりと持ちやすく安定感があります。カラーは、深い緑とブルーの濃淡が美しい「織部(おりべ)」と、柔らかなパステル調のグラデーションが爽やかな印象の「糠青磁(ぬかせいじ)」の2種類です。

「織部」とは、美濃出身の武将茶人・古田織部の名を冠した焼き物で、深い緑色とブルーの濃淡が目を惹きます。

飴色のような艶と、少しザラッとした土の触感が対照的で、内側の釉薬の流れからできる淡い水色の表情もとても美しいです。

「織部」は、コーヒーだけでなく、ホットワインなどアルコールを入れて飲むのも、素敵な楽しみ方ではないかと思います。

また「糠青磁」も、益子焼の代表的な釉薬のひとつで、糠釉に銅を添加して作られます。柔らかなパステルカラーのグラデーションが映える白土で柔らかな印象です。紅茶やカフェオレ、ミルクなどにあいそうです。

自然と向きあう、西山奈津さんについて

東京生まれの西山奈津さんは、大学生時代に陶芸家・高内秀剛氏に出会い、陶芸への道を志しました。高内秀剛氏は、益子で初めて桃山陶に取り組んだと言われている陶芸家です。

大学卒業後に高内氏の弟子として、益子に移り住み6年間修行したのち、2012年結婚とともに独立されました。

現在は栃木県芳賀町にて、織部や黄瀬戸などの益子伝統製法や釉薬を使い、自然の力強さが感じられる作品を作られています。

またパートナーでもある陶芸家の小林雄一氏と「N.K CERAMICA(エヌケーセラミカ)」というブランドも立ち上げています。

「N.K CERAMICA(エヌケーセラミカ)」は、現代食生活にあう食器をテーマで作られていて、少し丸みのある愛らしいデザインと、土の風合いを生かした優しいカラーバリエーションが特徴です。

こちらは、CRAFT陶器市益子焼編でも販売中です。

あたたかみのある益子焼

益子焼は、江戸時代の終わりごろ、19世紀中ごろに始まった栃木県益子町の焼き物です。益子焼の土は、砂っぽく、鉄分が豊富く粗めなので、厚手のぽってりとしたものが多いです。

釉薬(ゆうやく)と呼ばれる上薬(うわぐすり)を塗って仕上げるのが一般的で、飴釉や青磁釉、糠白釉など、さまざまな種類の釉薬が作られてきました。土の魅力、歴史が育んだ釉薬や技法は脈々と現代に受け継がれ、多くの方に親しまれています。

商品詳細

【サイズ】直径約9×高さ約7.8cm
【対応機器】
本製品に食洗機をご利用いただくことは可能です。
ただし食洗機内のカゴや他の食器等とぶつかることで、本製品が破損してしまう可能性がございます。
食洗機内での食器の設置には十分ご注意ください。

※ 食洗機使用にて生じた損害については、当店では一切責任を負いかねます。予めご了承ください。

使用上の注意

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マグ(糠青磁 / 織部)

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通常価格 3,520 円(税込)
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