磨き屋シンジケート ぐいのみ

生活にひと輝きのスパイスを

くもりなく磨かれた靴。しわが伸びてパリッとしたシャツ。身の回りを整えると、背筋が伸びて気持ちよく過ごせることがある。

それはモノ選びでも言えること。洗練された品は暮らしに小さな活力をくれる気がする。

そんな生活のスパイスのようなモノたちを、磨き屋シンジケートのシリーズからご紹介します。

燕の技術に磨きをかける

金属加工の街、新潟県燕市に仕上げのプロ集団がいる。

金属の製品を研磨したり、表面の加工を行う「磨き屋シンジケート」。

彼らの徹底的な磨きの技は、世界でも活躍しています。昔のアップルの製品は背面が鏡面。

実はそれを磨いた職人さんたちが、今の磨き屋シンジケートなのです。

使う人が、最後の仕上げを。

鏡面といえばやっぱり脳裏をよぎるのは、キズのことじゃないでしょうか。でもその昔、背面が鏡面の某音楽プレイヤーを使っていて気づいたのです。

”使うほどキズがつく。でもそれは自分だけのものに育ってるってことだ”と。

長く使い、もはや傷つきすぎてマットになった相棒の背中がとても好きでしたが、音楽プレイヤーも今やスマホと一緒になり、使わなくなってしまいました。

けれど、器や日用品は一生ものです。

キズを付けずに大事に使うのもいいけど、ぜひ恐れず、がしがし使っていただきたい。

それが"あなただけの表面仕上げ”なんですから。

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