
進化したおろし金「17°」で料理をラクに、もっと美味しく。
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使って実感、おろし金の進化。
大根おろしは美味しい。魚に、麺に、いつもの料理に添えるだけでグッと美味しさが引き立てられる。
ただ、大根おろしはちょっと面倒なのです。
「おろす」だけなのになぜ面倒に感じるんだろう。それは今まで「おろす」という行為に様々なストレスが隠れていたからなんじゃないか。
そう思ってしまうくらいシゲル工業のおろし金「17° (ジュウナナド)」はあまりにも楽に素早く、フワフワの美味しいおろしを作ることができたのです。


今回はCRAFT STOREのデザイナー、清水と小井沼の2人が「17°」を実際に使って試してみました。
実は大学で工業デザインを学んでいたこの2人。ちょっと深い視点からレビューをお届けしていきます。
力を入れず、自然におろせる。
「17°」はその名の通り、刃の付いた面が17度に傾けられたおろし金。
この17という数字が、おろす動作が余計な力を込めずに楽にできる角度というわけです。
それでは早速、大根をおろしていきましょう。

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まず姿勢が楽! 平らなおろし金って少し屈まないとおろしづらいんだけど、直立したまま腕を動かしやすいな |
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ちょっとやらせて。 あぁー楽だねこれは、腕の重さだけでおろせる感覚だ |
![]() | おろし心地はなんか、パワフルな感じだね普通のおろし金だとジャクジャクおろす感じだけど、ゴリゴリおろせる感じがある。 |
![]() | すり潰さないで切りおろす感じ。大根の細胞をオーバーキルしないね |
おろされた大根は下のトレーに落ちていくから、おろしを板の上ですり潰さない構造。
これのおかげで繊維や細胞を壊しすぎず、瑞々しいおろしに仕上がるのです。

食感に立体感を生む、4つの刃。
「17°」の刃をよく見ると、大きさが異なる刃が。実は大小4種類の形状の刃がつけられているんです。
これは細かくふわふわ食感のおろしと、ざっくり食感のおろしという食感のコントラストを作り出す工夫。

「17°」の刃は一方向につけられているから、押す方向だけでおろすことができます。
そもそも手を引くときは力を入れ辛いから、一方向の刃があれば機能として十分というわけ。
引くときは刃の背を撫でる形になり、つっかえることがありません。

この刃によって、ラクに素早くフワフワの美味しいおろしができるのです。
この目立ては今までになく、2つの特許を取得したオリジナルの構造、形状なのだそう。
(特許6937528号 特許7083530号)
スムーズにおろせるV字の配置。
刃の秘密はまだまだあります。
上から見ると、刃と穴がV字型のレイアウトで付けられているのがわかるでしょう。
これは食材を押しつけた時に、食材が自然にまっすぐ動くよう誘導される工夫。動きが左右にぶれにくいのです。

それだけではありません。食材の「切り口の角」からおろし始めてもつっかえづらい、という工夫でもあるのです。
徹底してストレスを無くすために、ここまで細かな仕掛けが施されているのは正直驚きです。
圧倒的な安定感。
「おろす」行為で切れ味と同じくらい大事なのは、安定すること。おろし金がブレてしまうと、持つ手や食材を押し付けるのに余計な力を使わなければいけません。
安定感という点でも、「17°」はとても優秀な使い心地でした。

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正直なところ、この安定感に一番感動してるかも。すんごいストレスフリーで気持ちいい。 なんか、揺れを受け流してくれる感じがしない? |
![]() | 免震じゃないけど、四本脚が少ししなることで前後の動きにフィットしてるかも |
脚の先にはシリコン製の滑り止めがあり、ブレずにしっかり安定してくれます。押さえつけるのに余計な力を使わず本当にラク。

角度、刃の形状、安定感。この3つの要素によって、余計な力を使わず楽に素早く、フワフワの美味しいおろしが楽しめる。
これはおろし金の進化と言っても差し支えない、それくらい衝撃的な体験でした。
取り回しやすい四角のトレー。
おろしの受け皿となる、独立したステンレス製のトレー。この脇役にも使いやすさの工夫が隠れていました。

![]() | 水切りが楽だね!四角の角に指を添えるだけで水切りができる。 |
![]() | この角の曲線、指とかスプーンでおろしをかき集めやすいよね。しかもフチの形も水キレが良い。 こういう細かいところに気が利いてるの、気が付きにくいけどほんとに良いデザインだと思う。 |

後片付けまでストレスフリー。
前述の通り「17°」は刃が一方向に向かってつけられています。ということは、水で流すだけで食材の繊維が流れやすい、ということでもあるのです。このおかげで、お手入れは何度もたわしで擦ることもありません。

![]() | 銅のおろし金みたいに刃が鋭利すぎると、洗う時ちょっと怖いんだよなぁ |
![]() | 実は銅製の良いお値段のおろし金を持ってるんだけど、お手入れが面倒だと手が伸びにくいんだよね。 |
シンプルだから、永く付き合える。
「17°」はおろし金とトレーという、ほぼ2つだけの構成。
構造がシンプルということは故障が少なく、手入れも楽ということ。まさに機能美です。

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機能的で構造が究極的にシンプルだよね。ちょっとやそっとで壊れそうな箇所が見あたらない。 使い心地の良さと耐久性がある、長く使えそうなおろし金って意外と世に無いんだよなぁ |
![]() | プラスチックだと、どうしても寿命がね。銅も変質しやすいから、ちょっとお手入れが面倒。ステンレスは強くて楽だよね |
![]() | 正直、大根おろしは生涯これで良いかもって思っちゃいます。究極のおろし金探しにピリオドを打ちそうです。 |
![]() | 一枚のステンレス板を加工して、最大限の効果を引き出してるのがすごい。無駄がないよね |
![]() | ザルがついてるおろし金もあるけど、個人的にはいらないかなぁと思ってる。洗い物が増えるし、洗いづらいからさ‥ |

良い道具、ないし良いデザインの条件のひとつに「過保護すぎない」ことがあると思います。言い換えれば、便利さとその手段のバランス、と言えましょうか。
そういう点で17°は機能性(便利さ)と構造のシンプルさ(手段)、どちらもバージョンアップしている良いデザインに思えてなりません。
さらに言えば「おろす」行為や美味しさだけをバージョンアップしているのでなく、準備から片づけまでラクにしている。これは料理の仕方が変わります。
「おろす」が楽だと料理が美味い。
大根おろしは、料理の美味しさを引き立てる名脇役。おろすのが楽に素早くできると、あんな料理やこんな料理におろしを添えたくなってくるのです。

![]() | シンプルに、うどんにおろしをそえるだけで食べてみよう。 やっぱり良い大根おろしって立体感があるよね。繊維が活きてて、フワフワ感がすごい。 |
![]() | 大根おろしが美味しいと、これだけシンプルでも十分に満足。なんでこんなに美味しいんだろうって気持ちになるよね。二日酔いのときなんて五臓六腑に染み渡るのを感じる。 |

![]() | 「これ大根おろしあったら絶対もっと美味しいな〜、けどめんどくさいな〜」って時がよくあるんだけど、ストレス無くサッとおろせるのは本当に嬉しいことだよ |
![]() | 躊躇なく食材をおろせる、おろしライフができるね |

明太子と大根おろしを混ぜ合わせ、冷製パスタにしてみました。おろしは麺類との絡みが良いので、こういう使い方もできるのが面白いところ。
とろろもOK。
「17°」はもちろん、大根以外の食材にもお使いいただけます。
たとえば、山芋をすりおろしてとろろに。4種類の大きさの異なる刃のおかげで、ふわふわ感の中に少しシャリシャリ感がのこる、立体感のある仕上がりになります。

トレーの中でまぐろや大葉をかき混ぜて、山かけ丼に。トレーはこんなちょっとした調理にも使いやすい形です。
おろす、で料理の幅が広がる。
個人的な気付きですが、野菜はおろすことで新しい境地が開けてくるようです。
たとえばニンジンをおろしてサラダにのせるだけで、包丁で細切りにするよりも甘味を楽しむことができます。
そしてドレッシングが絡みやすく相性が良かったり。

ニンジンと玉ねぎ、りんごをすりおろして「おろしカレー」を作ってみました。食材の旨味と甘味が良くルーに溶け出しながら、少しシャリっとした食感が新しい楽しみ方です。

その他にも、たとえばじゃがいもをすりおろして、カレーやスープにとろみをつける、という方法もあったり。
「おろす」が楽なだけで、料理が楽しくなるし、美味しくなる。そういう観点からも「17°」をおすすめしたいのです。
おろし金の革命は、燕三条から。
刃物やカトラリー、キッチン用品などなど多数の金属製品の産地として名高い、新潟県は燕三条。
17°を生み出した「シゲル工業」は、この地でおよそ半世紀にわたりものづくりを続けてきた企業です。


実はシゲル工業は、刃物の中でも徹底した精密さを求められる「理美容バサミ」のトップメーカー。
数ミクロンの狂いも許さないような、職人の眼と手でつくられる徹底した品質。そうしたものづくりの姿勢が長きにわたりプロに支持されています。
シゲル工業は同時に、ピーラーの刃やおろし金など、調理器具もOEMでの製造を続けてきた「刃物屋」。なんと世に送り出したおろし金の数は、30年で数千万個以上になるそう。
作り方から、作る。
「俺はいま、82歳にしておろし革命の真っ最中だ」と語るのは、創業者であり現会長の藤田茂さん。
ものづくりが大好きで、もはや「発明家」である藤田さん。聞くところによると、なんと工場の機械の7,8割は自分たちで設計したのだそう。
「今あるものより優れているものしか作らない。」「真似はしない、真似できることはしない」というスタンスを徹底していて、製品ごとに機械を設計するほど。
作り方から作る、だからこそオンリーワンの製品づくりが実現できているのです。
30年前におろし金のOEM生産を始めたときも、機械を自分たちで開発したのだといいます。
そしてこの「17°」を開発するタイミングで機械を改良し、今までの「おろし金」というもの自体に革命を起こそうとしているのです。

長年日本のおろし金を作ってきたメーカーが再発明した、全く新しいおろし金。
近年はしのぎを削るように様々なおろし金が登場していて、私も仕事柄様々な製品に触れてきました。
その中でもここまで機能性と美しさのバランスが取れたおろし金はないかもしれない。17°は、そう思わせてくれる完成度でした。

シゲル工業 公式インスタグラムもどうぞご覧ください。

(このコラムは、株式会社シゲル工業の提供でお届けする広告コンテンツです。)