古くから愛される萩焼の魅力を現代に

吉田松陰ゆかりの地としても知られる、山口県萩市。有名な松下村塾や萩城跡へ足を運んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
松光山(しょうこうざん)はそんな歴史ある地で、1976年からものづくりを続ける萩焼の窯元です。
萩焼は、古くから茶の湯の世界で「一楽、二萩、三唐津」と謳われ、時代を超えてもなお愛される萩焼の魅力を教えてくれます。
丁寧な手仕事から生まれる、使いたくなるうつわ

松光山では、うつわの生地となる土練りから成形・乾燥・素焼き・釉薬・本焼きまでを自社で行っています。ものづくりにおいて大切にしているのは「丁寧につくる」こと。
「丁寧な仕事からいい器を。」という想いのもと、職人がすべての工程に向き合い、私達が「使ってみたい」と感じるようなうつわを生み出します。
まるみのあるシルエットに、一つひとつ違う釉薬の表情。その手触りや使い心地にも、職人のこだわりが詰まっています。手づくりだからこそ生まれる、うつわのぬくもりを感じてください。
使う度に味わいのあるうつわへ「貫入」の魅力

萩焼の特徴といえば、陶土とそれに混ぜる釉薬の具合によって、うつわの表面にかかった釉薬にひび割れたような模様が生じる「貫入(かんにゅう)」。使い込むことでそこにお茶などが染み込み、少しずつ色が変化していく「七化け(ななばけ)」です。
松光山がつくるのは、伝統的な技法をいかしつつ、現代の食卓にいつまでも寄り添う器。届いたときの姿ももちろん素敵ですが、これから少しずつ表情を変えて味わいのうつわに育ってくれるのも嬉しいものですよ。
ひとつのモノを長く、大切に使うことの良さを教えてくれます。「時間をかけて育てていきたいな」と思う、相棒のような、子どものような。そんなうつわに出会えるかもしれません。
松光山
電話番号
0838-28-0112
住所
山口県萩市大井3216-1