高岡が生んだ、ものづくりの巨人

石を投げれば鋳造所に当たる街、富山県高岡市。
ルーツを辿れば1609年、なんと400年以上も昔。
「高岡銅器」という名前で認知している人も多いかもしれません。
株式会社能作は、鋳物のメッカでひときわ存在感を放っている。
創業100年を数える老舗だけれど、ものづくりは攻めの姿勢。
日本的なセンスと素材の特性を高次元で融合した製品を生み出し、
国内ではもちろん海外にもファンが多い。
まさに、ものづくり界のトップランナー。
高岡が生んだ工芸の巨人です。
より能い鋳物を、より能く作る

能作のものづくりは「より能(よ)い鋳物を、より能(よ)く作る」
を信条としています。
1916年(大正5年)に創業して以来、高岡の地に400年伝わる
鋳造技術を用いて仏具や茶道具、花器などを製造。
問屋さんの製品企画に対して技術を売るという、あくまで下請け的な存在でした。
インテリアなどの領域で商品開発を始めたのは、意外にも10年ほど前。
自分が作った製品が売れる現場を見たい、という思いでスタートしました。
当初は社長である能作氏がデザインを手がけていましたが、
現在は積極的にデザイナーを起用。
高い技術力を基盤とした、デザイン性の高い製品を次々に発表。
素材を知り尽くした作り手だからこそ製品化できる
独創的な商品が人気を集めています。
ものづくり×デザインのパイオニア

大物若手を問わず、多彩なデザイナーを起用する能作。
デザイナーとの取り組みにはヒット商品を世に送り出す秘密がある。
それは、デザイナーに支払うデザイン料を固定ではなく、
売り上げに応じた成果報酬型にしているところ。
デザイナーからしてみれば、いいものを作れば作るほど
報酬が増えるので当然モチベーションが上がる。
能作からしても、売れない製品に無駄なコストをかけずに済む。
いいものは売れる、という忘れてしまいがちなものづくりの本質。
創業100余年、指針は一切のブレがない。
視線の先は、工芸の未来

能作は単なるオシャレなブランドに留まらない。
2017年にはオフィス、工場を一新し「高岡オフィスパーク」という
高岡鋳物の一大テーマパークを作り上げた。
園内では工場見学ができるはもちろん、
資料館や売店、飲食店もまで備えている。
ものづくりを見て、知って、体験する。
高岡のものづくりを県外、ひいては国外に発信する一大拠点になっている。
その他、能作に持ち込まれる仕事を地場の企業に委託するなど、
地場産業全体を活性化させている。
自社の利益だけを追求するのではなく、高岡の伝統を次の世代に繋げる。
大義があるからこそ、真摯なものづくりができるというわけだ。
見た目だけでない、能作の商品たち
数ある能作の商品のうち、当店が選んだのは
酒器、KAGO、箸置き、風鈴の4シリーズ。
酒器

代表作の「NAJIMIタンブラー」をはじめ、
個人用にも贈り物にもうってつけな商品が揃っている。
持った時の重みが、時間をより贅沢に感じさせてくれるはず。
酒器シリーズは能作が得意とする錫製品。
飲み物を美味しくすると言われている錫のカップは、
お酒はもちろんソフトドリンクや水まで用途を選ばない。
使うたびに貴方の手になじむタンブラー「NAJIMIタンブラー」 お酒を美味しくするぐい呑み「ぐい呑」KAGO

能作の人気に火をつけた商品と言っても過言ではない。
従来弱点とされてきた錫の”柔らかさ”を逆手にとった、手で曲げられるインテリアです。
使い道は無限大。どう使い、どう変化するのか。
自分のアイデアを形にする楽しさを味わわせてくれます。
錫の性質を活かした曲がる不思議なカゴ「KAGO ローズ」 自由自在に曲がる、世界にただ一つの”KAGO”「KAGO スクエア」箸置き

テイストを選ばないシンプルなデザインと、高級感。
そして小慣れたプライスが魅力。
必要不可欠ではないけれど、テーブルコーディネートに奥行きを出してくれる。
贈り物に人気の商品です。
おめでたいカタチの、手で曲げて使う箸置き「箸置き - 結び(5個セット)」風鈴

近年人気を集めている、能作の風鈴。
春夏はご自宅用、秋冬も海外の友人へのお土産として、季節を問わず売れ続けています。
凛とした音色を奏でる上質な風鈴「風鈴 Rin シルバー」一言でいえば、間違いない

「能作なんだから、間違いないでしょ。」
思考停止と言われてしまうかもしれないけれど、
ちょっといいものを買ったり、大切な人への贈り物を選ぶにあたっては
やっぱり安心感がほしい。
まずは気軽に、直感で色々な商品をのぞいてみる。
気に入った商品を見つけたら、このページのことを思い出してください。
能作の真摯な姿勢と大義が、あなたの決断を後押ししてくれます。
能作
電話番号
0766-63-0002
住所
富山県高岡市オフィスパーク8-1