古くから日用品として愛されてきた「波佐見焼」

波佐見焼は長崎県の北東部に位置する、波佐見町付近でつくられる陶磁器。歴史的にも有名な「くらわんか椀」や「コンプラ瓶」が使われていた、江戸時代から続く焼きものです。
古くから日用品としての耐久性にこだわっているので、丈夫で扱いやすく、気軽に買いやすい価格が魅力。親しみやすい食器として幅広く愛されています。
近年では波佐見焼の伝統を受け継ぎつつ、現代の生活にあわせたポップなアイテムやデザイン性の高いものづくりで注目を集める産地です。
脈々と受け継がれる石丸陶芸のDNA

石丸陶芸で活躍するのは、熟練の職人だけではありません。若手の職人の育成にも力を注いでいます。次の伝統を作り、引き継いでいく存在だからです。

石丸陶芸の敷地内には、古陶磁美術館「緑青」があります。緑青は、波佐見青磁をはじめ、古平戸、古薩摩など歴史的、文化的にも重要な陶磁器を展示している施設。
こうした文化財を展示、保存するのも、伝統を受け継ぐものとしての使命だと考えています。
波佐見焼の伝統を尊重しつつ現代の感性を取り入れた、ものづくりを展開する「石丸陶芸」。

デザインが多様になり、従来の特徴にはないようなモダンなデザインの波佐見焼もたくさん出てきましたが、庶民の日用品として気軽に買えて使える、といった「親しみやすさ」は今もなお引き継がれています。
石丸陶芸株式会社
電話番号
0956-85-6611
住所
〒859-3702 長崎県東彼杵郡波佐見町湯無田郷1138-1