夜長は良いグラスと共に。お酒を美味しく楽しむアイテムたち
夜が長くなってきた季節。酒飲みの私にとっては、しっぽりお酒を楽しみたくなってくる季節です。
ちょっといいお酒、いやいやふだんのお酒も、良いグラスで飲み方を変えるとずっと美味しく感じられるもの。今回はCRAFT STOREきってのお酒好きを自負する私が、実際に使った上で特におすすめしたいアイテムをあつめました。
気軽で上質、丁度いいワイングラス
木村硝子店の「チャオ 12ozホワイトワイン」は個人的に特に気に入っているアイテムの一つ。夜長とは言ったものの、早速お昼からよく冷えた白ワインを飲みたくなってしまいます。
丸っこく可愛げのあるシルエット。ボウルがコンパクトで普段遣いによく、ワインの温度を唇で感じる極薄すぎない薄さ。なんとも気軽に使える「ちょうど良さ」があるのです。
それでいて、職人による手吹きのハンドメイド。ステムに継ぎ目がなく、映り込みもきれいなハリは、自称グラスオタクとしても納得です。この品質でこの価格は正直他に思い当たらないかも。
スペイン南部の街で、罪悪感なくお昼から白ワインを楽しんだ心地いい思い出が蘇るのは、その気軽な使い心地のせいかもしれない。チャオはイタリア語だけど
赤ワインをさらに楽しむ、次の一脚
当店では勝手に「チャオ」とは兄弟分のように紹介している、同じく木村硝子店の「ギャルソン 24ozブルゴーニュ」。
ちょっとワンランク上に、リッチに赤ワインを楽しみたいグラス。赤白問わず使えるような「よくある形」のワイングラスから一歩進んで、より赤ワインを楽しむための次の一脚。
ギャルソンは、ふくよかな赤ワインの香りを存分に楽しめる形にデザインされています。大きく膨らんだボウルから、すぼまった飲み口へと香りが流れ、口に運ぶたび華やかな香りが鼻を抜けていく感覚。
そんなにワインに詳しくないし、美味しく飲めればいい。という方でもこのグラスは楽しんで頂けると思います。いつもの赤ワインでも、驚くほど変わりますから。
ビールの美味しさを引き出す。
二重タンブラーは巷でよく見かけますが、磨き屋シンジケートの二重タンブラーはひと味違います。
一昔前に世界を圧巻した、あの某音楽プレイヤーの背面の鏡面を覚えているでしょうか。仕上げていたのは新潟、燕三条の職人たちというのは有名な話。
見た目の美しさもさることながら、持ったときの気持ちよさ。あまりにもつるつるで手にピタッと馴染む触りごこちは、口だけでなく、指や唇でもプレミアム感を味わえます。
美味しいビールは温度も大事。二重構造だから気温や手の温度を伝えにくく、冷たさを保ちます。反対に、お湯割りも冷めにくい。
ちなみに冷蔵庫で冷やしておくと、より一層冷たさをキープできるのでおすすめ。その際冷凍庫はお避けください。
ぬるくならないというのは、ゆっくりお酒を楽しむ人にとってはささやかに嬉しいことなのです。
鏡面をきれいに保とうと気を使いがちですが、傷を恐れなくてもいいかなと個人的には思っています。使ううちに刻まれていく傷は、永く一緒に過ごしている「自分だけの」という証ですから。
唇で温度を楽しむグラスたち
今まで缶ビールは350mlが入るグラスに全部注いで飲んでいましたが「コンパクト タンブラー 6oz」を家に迎えてからはスタイルが変わりました。
缶から少しずつ注いで、クイッと飲む。一気に注ぐよりフレッシュな炭酸と温度を感じやすいのです。ジョッキではなく、瓶ビールで少しずつ飲むような楽しさもあります。
そして、なんといってもキンキンの冷たさがガラス越しに唇に直撃するほどの薄さ。取り扱いにはちょっと気を使うものの、二重タンブラーとは違ったアプローチでビールを楽しめます。
「ビールはちょっとで十分」という方にもおすすめのサイズ感。
唇で楽しむという点では、磨き屋シンジケートの「一口ビールタンブラー」も同様。こちらは金属だから薄いのに割れない、そして内面まで鏡面仕上げなので、長持ちするクリーミーな泡に仕上がるという嬉しい効果も。
熱伝導率という点で「銅」にかなう素材はそうありません。
某珈琲店チェーンのアイスコーヒーマグも手掛ける新光金属の「ビアジョッキ リファインドマグ」は、これ以上無いほどのキンキンを味わえます。
熱が伝わりやすい、ということは結露ができやすいということですが、持ち手と脚がついているおかげで、テーブルが濡れるのをなかなか防いでくれるのは目からウロコです。
銅ほどではないものの、錫もまたキンキンを味わえる金属。くわえて、「お酒の味が変わる」と人気の素材です。ガラス製と比較してみると、確かに変わるな、と個人的にも感じました。
日本酒だと特にわかりやすいのですが、具体的には雑味がなくなるような、角が取れたまろやかさが感じられます。これは普段のお酒もより美味しくなる優秀なアイテムで、当店ロングセラーの理由も納得です。
愛のあまり、ところどころご紹介に力が入りました。こうやって色々並べてみると、私がワインとビールばっかりこだわっている感じになってしまいました。いい感じに酔ってきたら、日本酒編、サワー編、焼酎編、ウイスキー編も出てくるかも知れません。ご期待ください。
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