
徹底比較、お弁当箱の素材ごとの長所と短所。
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素材ごとの長所と短所、比べてみました。
春は新しいことを始めるのにぴったりな季節。
新生活を迎える方もそうでない方も、お弁当作りを初めてみたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
お弁当箱選びで気になるのが、素材。今回はプラスチック、ステンレス、木と異なる素材のお弁当箱3つを比較してみました。
容量(ml)ごとのサイズ感が知りたい方は、こちらのコラムもご参考にしてみてくださいね。
徹底比較、うるしの弁当箱の容量と選び方。
左から、簡単に今回参加する選手たちのご紹介を。
簡単にロックできて密閉性のある、プラスチック製。内フタにお箸も付いてきます。
電子レンジ:◯ 食洗機:◯ 保温器:×
シンプルな構造で洗いやすい、ステンレス製。2段サイズもあって子供から大人まで使えます。
電子レンジ:× 食洗機:◯ 保温器:◯
杉の木にうるしを施した、職人による手作りの木製。木の香りでとにかくごはんが美味しい。
電子レンジ:× 食洗機:× 保温器:×
この3つをサイズ、密閉性、重さ、洗いやすさ、においのそれぞれで比べてみましょう。ところどころ主観が入っていますが、ご了承下さい。
お弁当箱のサイズ比較
まずはそれぞれのサイズを実感していただくべく、コンビニのお弁当をそれぞれに詰めてみました。
自分だったら、普段これくらいのサイズのお弁当を買うかな?という感じで参考にしてくださいね。

食べるのが好きな自分としては正直小さいなあと思わざるを得ないサイズです。詰めにくいので海苔と明太子は取り除きました。しかしコンビニのお弁当ってこんなに茶色ばっかりだったっけ。
ちなみにそれぞれの容量は以下の通り。
TIGHT FIT ランチボックス:500ml
角長ランチボックス 1段:500ml
角長ランチボックス 2段:1000ml
うるしの弁当箱(大):630ml
それでは詰めていきましょう。
TIGHT FIT ランチボックス
TIGHT FIT ランチボックスは容量500ml。角の曲線が控えめなおかげか、ごはんをギュッと詰めやすい印象。結構詰め込むことができました。

角長ランチボックス 1段
角長ランチボックス 1段は「TIGHT FIT」と同じ容量500ml。本体とフタだけのシンプル構造だから、小ぶりに見えて意外と容量があります。
おかずの詰め方を工夫したらもうちょっと入ったかな、という感じ。

角長ランチボックス 2段
角長ランチボックスには「2段」サイズもあります。単純に「1段」タイプを2つ重ねたシンプル構造。容量も倍の1000mlと、食いしん坊もなかなか満足な大きさです。
詰めてみると、だいぶスペースが余りましたね。

うるしの弁当箱 (大)
うるしの弁当箱(大)は容量630ml。若干余裕を残しながら、ピッタリ詰められました。

お弁当箱に大事な密閉性は?
TIGHT FIT ランチボックス:◎
水を入れて振ってもほぼ漏れてこない密閉性があり、カチッとロックする安心感もあります。ただ音が鳴っても反対側が固定されていない場合があるので、ロックされているかしっかり確認した方が良さそう。
角長ランチボックス 1段:◯
ロック機構のないシンプルなフタ構造ですが、シリコンパッキンが付いています。付属のゴムバンドでフタを固定すると、水を入れて傾けても漏れてきませんでした。ゴムバンドを緩めるとすぐ漏れてくるので過信は禁物ですが、お弁当箱としては十分でしょう。
うるしの弁当箱(大):△
フタを被せるだけなので、密閉性はあまりありません。水気の少ないおかずを詰めて、風呂敷等でしっかり巻くことをおすすめしています。

重さはそこまで差がない
どれかが特別重い!と感じるほど大きな差はありませんが、うるしの弁当箱は群を抜いて軽いですね。「見た目よりもだいぶ軽い!」と言われる方が多くいらっしゃいます。
TIGHT FIT ランチボックス:約207g(付属のお箸含まず)
角長ランチボックス 1段:約228g(仕切り含む)
うるしの弁当箱(大):約140g
素材ごとの洗いやすさ
使用後、揚げ物の油分を塗りたくって洗剤で洗ってみました。
TIGHT FIT:◯
一般的にプラスチックは油と仲良しの素材だから、どうしてもスッとは落ちにくいもの。しかしTIGHT FITはツルッとした内面のおかげか、油分もさっと落ちてくれました。
内蓋にお箸がおさまり、箸箱が要らないので洗い物が少なく済みますね。
角長ランチボックス:◎
やはりステンレス。油よごれがすっと落ちてくれます。構造のシンプルさやパッキンの取り外しやすさも良いポイント。
うるしの弁当箱:△
表面には「うるし」を施しているので基本的には問題ないのですが、固まったお米や油分がちゃんと落ちたかな?と気になり2度洗いすることがあります。
パッキンもなく構造は最もシンプル、という意味では洗いやすい。

素材ごとの「におい」
さらに、洗剤で洗ったあとのにおいをスンスン嗅いでみました。
TIGHT FIT:◯
プラスチックはにおい移りも気になるものですが、意外とあまり感じられず。においの強いおかずを入れたら違うかもしれません。プラスチック特有のにおいは全く感じません。
角長ランチボックス:△
食べ物のにおいは全く残っていませんが、わずかに金属のにおいがしました。とはいえスプーンやフォークと同じ「18-8ステンレス」を使用してるので、食事をしているときは全然気にならなかったレベル。
うるしの弁当箱:◎
若干食べ物のにおいが残る気がしますが、よっぽど臭いの強いものでなければ気になることはなさそうです。というか、それ以上に洗っているときから木の香りが漂っていい気分です。これが「うる弁」の一番のメリットだったりします。

今回登場したお弁当箱たち
[tak-lunch-box]

うるしの弁当箱は、風呂敷とお箸、箸袋のセットもあります。

ちなみに実験に使用したお弁当はもちろん、おやつとして全ていただきました。コンビニ弁当を久々に食べましたが、油分が多くて栄養の偏りが気になりますね。これはお弁当作りをしたくなってくる。
皆様も新しい季節とともに、良きお弁当ライフを。
