
珪藻土の吸水バスマットってどうなの?
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名高い吸水性の秘密
珪藻土(けいそうど)という素材はご存知ですか?
珪藻土とは、植物性プランクトンの遺骸が水中で堆積し化石化したもの。
我々にとってあまり馴染みのない土が、なぜ身近なバスマットの原料として活用されているのでしょうか?
その答えは、珪藻土の驚くべき吸水力にありました。
このバスマットの厚み2.5cmの中に「細孔」と呼ばれる、無数の目には見えない小さい穴が存在していて、表面の細孔が水分を瞬間的に吸水する性質があります。
また、細孔の性質により速乾性も高いです。
落ちた水滴が見えるのもほんの一瞬。
世界中で人気の珪藻土

実は珪藻土の用途には長い伝統があります。
この革新的な素材は、昔から様々な場面で重宝されてきました。
例えば、吸水性の他にも消臭性が高いので、昔から脱臭剤として使われています。
また水に浮くほど軽い素材であったことから、世界的に古い建築物の中では、ハギア・ソフィア大聖堂のドーム部分のレンガに使われました。
さらに、断熱材としての評価も高いことはさることながら耐火性、耐久性共に優れており、おなじみの七輪などの素材として古くから使われています。
今でも建築業界では、部屋の湿度を半自動的に調整するという調湿効果の高さから、珪藻土は塗り壁の原料として誉高い素材です。
お風呂上がりに安心と快適を。天然由来の珪藻土バスマット珪藻土グッズと珍素材バスマット
魔法のようにハイスペックな珪藻土。
珪藻土はその優れた吸水性から、バスマットの他にもお風呂場回りで使うことを想定された商品が多数開発されています。
使える珪藻土のバス用品たちキンと冷えた飲み物が入ったコップの下には、滴る水滴を驚くほどのスピードで吸収するコースターが欠かせませんね。
触れた瞬間すぐからり。食卓を快適に保つ珪藻土のコースター珪藻土ではないけど、吸水性抜群のバスマット
同じバスマットでも、この珪藻土バスマットと同じぐらい異彩を放つ存在がいます。
原料に卵の殻を使用したこの逸品。
卵の殻にも、雛の呼吸や水分調節を可能にするための細孔があり、珪藻土に負けない吸水性を発揮してくれます。
その全く新しい発想と、実に洗練されたデザインを持ち合わせた作品がこちら。
からっと水を吸う、卵の殻でつくられているバスマットインテリアとしての珪藻土バスマット

珪藻土バスマットは色合いもシンプルで、まるでコンクリート板のように硬く、無機質な見た目をしています。
従来の布製バスマットとは一線を画したインテリア性。
足触りは適度にひんやりしていて、乗った瞬間サラサラになるのは実に心地がよいですね。
珪藻土バスマットを使うメリット
歴史ある素材がバスマットと融合したその先には、優れた快適性がありました。
清潔感あふれるバスルームに欠かせない珪藻土バスマット。
吸水後その表面がすぐに乾燥するのも魅力的です。
不快感とはおさらば。速乾性の高さからダニやカビの繁殖も滅多に起こらない上に、生乾きの臭いもほとんど感じません。
気になる珪藻土の安全性

素材そのものの安全性はどうなのでしょうか。
Soilのバスマット。原料である珪藻土は全て日本産。
また着色に用いる顔料も安心の天然由来で、これまた心配要らずですね。
珪藻土の注意点
愛着の湧いた逸品は大切にしたいもの。
注意すべきは設置場所。割れる原因になる段差の上には気を付けましょう。
割れの原因になる天日干しはNG。数日に一回の陰干しがベスト。
毎回使用後、室内の換気をしながらバスマットを壁に立てかけておけば、なお良いのではないでしょうか。
珪藻土バスマットを長く使うために・・・

この珪藻土バスマット。お手入れも驚くほど簡単かつ手間をかけません。
従来のタオル製バスマットは掃除の度に洗濯する必要がありましたが、珪藻土バスマットは違うのです。
珪藻土バスマットは使用していくうちに、自然と足の垢や空気中のちりや埃が表面の細孔に詰まり、自然と吸放水性が損なわれてしまいます。
そこで、安価に調達出来る紙やすりで丁寧に表面をこすれば、あっという間に新品同様の珪藻土バスマットが現れることでしょう。
誰にも気だるさを感じさせない職人の作品を、あなたへ。
珪藻土バスマット