
生活に馴染むけど特別感もあるYuki Ideの器「eni」【つくる時に想うこと】
Share
Yuki Ideデザインの波佐見焼「eni」は、2018年11月からCRAFT STOREで発売を開始し瞬く間に人気商品に。
縁起のいいメッセージを込めたうつわは多くの方に愛されています。
今回はデザイナーYuki Ide本人の言葉とともに、ものづくりに込めた想いをご紹介していきます。(以下、本文Yuki Ideさん)

こんにちは!
波佐見焼のペア食器「eni」をデザインを手がけた、デザイナーのYuki Ideです。
たっぷり時間をかけて菊祥陶器の木下さんと話し合い、やっとお客様にお届けできるようになった「eni」は、私にとっても特別なもの。
今日は、私が「ものづくり」をする時に込めた、たくさんの想いをお話したいと思います。
イメージはいつも頭の中に

今までいくつかものづくりをさせてもらってきたけど、デザインの時に思うことは “今自分が欲しいものをイメージして作る” こと。
私はその方が頭の中のイメージを明確に形にしやすい。
自分が欲しいものと思ってデザインするけどそれを共感してもらえたら嬉しいな、と考えながらデザインしていきます。

服もインテリア、ライフスタイルに密接するもの。いろんなものに興味があるから普段から無意識にも見ることが多い。
流行とかもあるけど一番に心がけてるのはシンプルであること。そして長く使えるものを作りたいと思ってる。

個人的には一癖あるデザインも大好きだけど、
誰に使って欲しいかと考えた時、その人の生活に寄り添えたらと思うと自然と生活に馴染んで、だけど少し特別感があって……。

大事にしまいこんでしまうのではなく 毎日でも使いたくなるような気軽さも欲しい。「eni」はギフトとしてお勧めできるお皿だけど、もらった人がそんな風に使ってくれたら嬉しいな。

もちろん自分用に使ってくれてもすごく嬉しい!
持ってて使ってて気分が上がるものって、私もたくさん集めたくなる。
お気に入りのものを身の回りに置くことは、物も大事にするし丁寧な暮らしに繋がる気がして良いことだと思う。

食器棚の中のスタメンを目指して細かいところにこだわりをもたせた「eni」。
サイズ感、深さ、軽さ、色。
こだわりが強すぎてデザインから発売まで1年近くかかってしまったけど、
だからこそ自信を持ってお勧めできるものに仕上がった。
妹の結婚祝いを探していたのをきっかけにはじまったお皿作り

プレゼントとして贈りたい物を探すなかで渡す相手のことを1番に考えるけど、贈る物を妥協したくないという自分側の気持ちもあって。
いろんなものを見たけどなかなかこれ!というものに出会えずにいた。

そこからとあるきっかけで「eni」を作り始めることになりました。
末広がりの八と、円満の丸

「eni」の特徴は末広がりの八にあわせた角の数と円満の丸、この2つ。
“縁起のいいもの”これってプレゼントにはどれでも当てはまるフレーズな気がする。
お祝い、誕生日、感謝の気持ちを伝えたい時とか、
だから結婚祝いに限らずいろんなシーンで選んでいただけると思います。

そしてすでにたくさんの方に使っていただいてるみたいで本当に嬉しい限り!
誰かの幸せを願って贈られる品として選んでいただけることが、とても幸せなことだなと。
これからもいろんな方の元に届けられるように、素敵なものづくりをしていきます。
実は近いうちに「eni」の新作も発表予定なので楽しみにしていてください!
▼ WITH THE STYLE FUKUOKAとのコラボが実現!限定カラー「オレンジ」ができました
Yuki Ideプロフィール

デザイン監修をつとめたモデル兼デザイナーのYuki Ideは、Instagramでシンプルな着こなしやライフスタイルが人気。
過去プロデュースした国産デニムは即日完売するなど圧倒的人気を誇りフォロワー数は6万人超え。波佐見の工房まで何度も足を運び、使い勝手やパッケージ等細部にまでこだわった。