
きれいに楽に飾るごはん。みんなのeni #2
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贈り物としても、ハレの日の器としても使っていただいているeni。「みんなのeniの使い方」を見せて頂くべく今回伺ったのは、CRAFT STOREのデザイナーであるこいぬまさんのご両親、小井沼さんご夫婦。
窓の外に公園の木々が茂る、居心地のよいお宅にお邪魔させてもらいました。

実のところeniとの出会いは、ご自身で選んだわけではなく「息子からもらった」のだとか。「でもeniはいいよね。ちょっと綺麗に盛り付けしたいときに、すごい使いやすいですよ」骨董品の器が好きという奥さんですが、食器棚にeniをまぜていただいて光栄です。
さっそく料理を始めていただくと、冷蔵庫から出てきたのは「なんですかこれ!」と驚くような白い野菜。白いゴーヤにキュウリ、オクラにナス。こんな種類があるんですね。

「eniに合わせて、白で統一してみたら綺麗だと思ってね。」なんでも近所の産地直送のマルシェで、たまにこうした珍しい野菜が出ているのだとか。さすが洒落た街、吉祥寺。こんど行ってみます。


「これはこのままの方がきれいだね」「紅葉はあったほうがきれいかな?」と様子を見ながら盛りつけしていきます。聞いてみると、昔はお仕事の一端でフードスタイリストのようなこともやられていたそう。「なんでもやらされる会社だったからね。」なるほど、わかります。

軽く炒めた野菜に、オリーブオイルベースの自家製ドレッシングをかけて出来上がり。ピンクペッパーがいい色のアクセントになっています。
なるほど白ナスは皮がやわらかく程よい歯ごたえ。ゴーヤは下処理をしていないのに良い苦さです。シンプルだから野菜そのものの味が楽しめる一品でした。
「お刺身を盛るのもいいのよ」ということで、お次はタコやエビ、マグロのお刺身を盛っていただきました。

飾り付けとして添えられたツルのように長い植物は、なんと近所で採った「自然薯の葉」。えっ、こんな住宅街に自然薯って生えてるんですか?と聞くと「家の前にいっぱい生えてるよ」とのこと。半信半疑で見てみると、たしかに同じものが二階に届くほどいっぱい生えていました。

緑を添えるだけでとても華やかになります。eniプレートは余白がきれいな器だから、こういう盛り付けも活きるのですね。お客さんが来たときや、ちょっとリッチに過ごしたいときに真似させていただきます。

eniをよく使っていただいているということで、今回はeni Rim Plateをお贈りさせていただきました。Rim Plateは深さのある器なので、ちょっとした汁物もしっかり受けとめてくれます。

綺麗に盛り付けるテクニックは、ちょっとしたことだったりするのです。「野菜だって、縦に切ってみるとそれだけで綺麗だったり。一列に並べて盛り付けるだけでも良く見えるよね」
たとえばオクラやミョウガは輪切りにしがちですが、縦に切ったら断面が面白かったりする。たったそれだけで料理を美しく見せたりするものなのですね。

小井沼さんは手早く、いろんな種類の料理をされています。普段も作り置きはせず、ぱぱっと作ることが多いそう。なんでも最近は、健康上の理由で食が細くなった旦那さんのために「少なく多く作る」スタイルが増えたのだとか。
「色々なものを食べてもらいたいから、少しずつ作るのよ。これって愛でしょ?でもわかってるのかなあ(笑)」料理を作る人のその気遣う気持ち、未熟ながら僕もわかりすぎて笑ってしまいました。

小井沼さんのインスタグラムを見せてもらうと、eniを使った写真がいっぱい。日頃からeniを本当によく使っていただいていて、僕たちとしても嬉しい限りです。
eniはハレの日のためだけではなく、実は日常のごはんを楽にきれいに見せる器でもあるのです。普段の飾らない食卓も、飾れる器でラクに楽しみましょう。

