
透明な氷の作り方を紹介|BARのお酒が美味しい秘密は氷にあった
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お店と自宅で飲むお酒。外と自宅では、飲むお酒の味が違う気がしませんか?
「プロが作っているから。上質のお酒を使っているから。」のような声が聞こえてきそうですが、実はひと手間かけることで自宅でも美味しいお酒を飲むことができるんです。

そのひと工夫というのは「氷」の作り方にあります。
今回は美味しいお酒を楽しめる氷の作り方と、氷の美しさを楽しめるおすすめグラスを紹介します。
バーで使われるお酒のためにこだわった氷
バーで使われている氷はまさに、お酒のために作られた氷。
お酒の味を邪魔しないように、すぐに溶けて薄まらないように。ただお酒を冷やすためだと思われがちな目立たない氷にも、たくさんのこだわりがつまっているんです。

あなたはウィスキーなどをロックで頼んで氷を眺めてみたことはあるでしょうか?透明できれいな球体になっているのが分かります。見た目をよくするためにただ丸い氷を使っているわけではないんです。
製氷機の氷とバーの氷の違い
おうちの製氷機で作られた氷は、バーで使われている氷のように無色透明ではありません。
なぜなら製氷機から生まれる氷は不純物や気泡などが一緒に入ってしまっているからです。つまり、バーの氷には不純物や気泡などが含まれていないということ。

これはお酒の中で徐々に氷が溶け、雑味も一緒に溶けだしてしまうのを防ぐためです。せっかく上質なウイスキーなどを頼んでも、氷の余計な味が加わってしまったら台無しです。
球体の氷をつくる理由
バーで氷をきれいな球体に成形しているのは理由があります。
球体とそのほかの形で比較すると、同じ体積でも球体の方が表面積が小さいため、溶けにくいという理由からです。

ゆったりと会話を楽しんでいるのに、氷がどんどん溶けてしまってお酒が薄まって美味しくなくなるのは避けたいですよね。
バーでは提供するお酒の味を第一に考えた氷を使っているので、美味しいお酒を楽しむことができるんです。
自宅でバーのような氷は無理?
お酒を楽しむお客さんのためにこだわったバーで使われる氷。「自宅では作れない」と思っていませんか?
実はあのバーの氷、自宅でも作ることができます。高性能な製氷機や、特別な技術も必要ありません。美味しいお酒のためにちょっとだけ手間と時間をかけるだけ。
バーのような透明な氷の作り方
きれいな氷の作り方で大事なのは、材料となる「水」です。自宅の氷が白っぽくなってしまうのは、不純物が入ったまま、急速に凍らせてしまうから。
つまり、不純物を取り除きゆっくり凍らせることがポイントです。
①まずはミネラルウォーターを用意します
まずはミネラルウォーターを用意してください。このときミネラルも不純物になってしまうため、ミネラル分が少ないものを選ぶことがポイント。
水道水を使う場合は、一旦沸騰させることで空気や不純物を取り除くことができます。ミネラルウォーターや浄水器の水は塩素を含まないため、冷凍庫の製氷機では衛生上凍らせることができません。そこで製氷皿を使って凍らせます。
いまは製氷皿の種類もたくさんあり、氷を球体にする専用のものもあります。中には動物のかたちをつくるものまであるみたい。
②水を凍らせていく
ミネラルウォーターを用意したところで、次は水をゆっくり凍らせていきます。冷凍庫の温度を変更できる場合は、-4℃~-10℃ぐらいに設定しましょう。そうすることでゆっくりじっくり水を凍らせることができます。

温度設定を変えられないのであれば、発泡スチロールや割り箸の出番です。製氷皿の下に発泡スチロールや割り箸を敷くことで凍るのを遅らせることができます。
③バーで出てくるきれいな球体にしたい
プロのバーテンダーの方々は、アイスピックや包丁などで氷を削って球体をつくっていきます。ですが、素人がそれを真似すると手を怪我してしまう恐れがあるので危険です。
そこで、お手軽に氷の球体をつくるための製氷器がこちら!
まん丸で透明な氷が簡単に作れます。

もしくは四角い形の氷をアイスモールドという金属で球体に成形することもできます。アイスモールドは1万円~10万円と値が張りますが、とても自宅で作ったとは思えないほどきれいな球体になってくれます。
お酒にあわせた氷のかたち
光を反射しながらウイスキーの中に沈む氷の球体は魅力的。
そんな氷を即座に作れたらいいですよね。
でもすべての氷を球体にしなければ美味しいお酒が飲めないわけではありません。
飲むお酒や飲みたい状態にあわせて氷のかたちを選びましょう。
氷の種類は大きく分けると5種類
氷のかたちは球体だけではありません。
ブロックオブアイス(1kg程度の大きな氷の塊)、ランプオブアイス(握りこぶし大)、クラックドアイス(直径4cm程度)、キューブアイス(3cm四方の立方体)、クラッシュドアイス(氷を細かく砕く)とたくさんの種類があります。先ほどまでご紹介していた丸い氷はランプオブアイスに分類され、主にロックでお酒を飲む場合に使われます。
クラックドアイスは大きさが程よいので、カクテルを作る技術であるシェーク(シェーカーで材料を振って混ぜて冷やす作り方)やステア(材料を専用のグラスにいれ、バー・スプーンで混ぜた後にグラスに注ぐ作り方)で作るカクテルでよく用いられるようです。
キューブアイスはシェーカーやタンブラーに入れるなど、最も万能なかたち。涼しげなクラッシュドアイスは、トロピカルカクテルなどで活躍します。
このように、実はお酒の作り方や飲むスタイルにあわせて氷は使い分けられています。球体にこだわらず好みのお酒や、飲み方にあった氷のかたちを選んでみてください。
なお、かち割るための大きな氷を作りたい場合は、素早く熱の伝わる金属製の深型のバットが便利です。

気軽にグラス自身を楽しめる木村硝子店のグラス
「木村硝子店」は、数々の自社デザインのグラスを送り出し続ける創業100年以上の老舗。数多くの飲食店や宿泊施設に採用され、プロに選ばれるガラスメーカーとして高い支持を得ています。
木村硝子店「ろーたす 10ozゴブレット」
何でも映える、ゴブレット。ビールにワイン、ソフトドリンク、何を注いでもいいんです。倒れにくく、軽いのもポイントが高いです。形も容量もオールマイティーに使える、日常に寄り添った食器。透明度の高いガラスは光を反射するので、目にも楽しいアイテムです。

木村硝子店「しゃろっと 10ozゴブレット」
ゆるやかなカーブが美しい国産のハンドメイドのゴブレットです。ゴブレットとは、短めの脚がついたグラスのこと。ワイングラスより使いやすくて、特別な日も、日々の暮らしをもちょっと華やかにしてくれるグラスです。

お酒と氷を存分に楽しめるスガハラ(Sghr)のグラス

「ガラスと会話する」と表現するほどに職人ひとりひとりがガラスと真剣に向き合いながらガラスの食器やインテリアを生み出しているブランド「スガハラ」(Sghr)。
ひとつひとつがハンドメイドで、ガラスが一番美しくなる瞬間を職人が見極めることで生まれるガラス製品はずっと眺めたくなるほど私達を魅了します。
そんなスガハラのグラスならお酒と氷を存分に楽しませてくれるに違いありません。
スガハラ(Sghr)「ジネット オールドグラス」

宝石のようなデザインで、飲み物を上品に魅せるグラスです。クリスタルを連想させる見た目は思わず触れてみたくなる美しさ。
2つのクリスタルの中に氷とお酒を注いでみましょう。

スガハラ(Sghr)「sai」

saiという名は「差異」のこと。ぱっと見てオーソドックスなフォルムのようですが、3つの異なるカーブで飲み口が作られています。
並べてみるとリズムができて楽しい。4つのカラーをご用意しています。

お客様の声
スガハラ(Sghr)「煌 ロック」
格子柄の「グリッド」、勢いを感じさせる曲線が渦巻く「ストローム」、細かい曲線が走る「ねじり」。3種類の美しさが映えるグラスです。
「煌 ロック」は注ぐお酒の色合いや氷の様子を楽しめるのはもちろん、グラスの格子柄や曲線のデザインがおしゃれに魅せてくれます。
フルーツを入れたカクテルでフルーツの色合いと一緒に楽しむのもいいでしょう。

スガハラ(Sghr)「デュオ オールド アンバー」

「デュオ オールド アンバー」はグラスの底から中央にかけて広がる琥珀色が特徴のグラスです。
透明なお酒をいれて、琥珀色の上から球体の氷を覗かせれば美しい。

スガハラ(Sghr)「bico rock」

2色のグラデーションが鮮やかなスガハラの「bico rock」。グラスに光を当てれば縦のラインとグラスの色合いが食卓に映ります。
カラーは2つで「ワインレッド/インディゴ」と「フォレスト/ブルー」です。
オススメは透明なお酒をいれてそこに丸氷を浮かばせる飲み方。グラス自体の色合いを楽しみながらお酒を味わってみてください。

おうちでもBar気分を
バーのおいしいお酒の秘密は「おいしい氷」にありました。そんなおいしい氷も、少しの工夫で自宅でも作ることができるんです。
お酒の味とグラスと一緒に氷にもこだわってみませんか?